57回目を迎える最高峰、ばんえい記念に史上初めて女性騎手が挑戦する。22年にデビューした今井千尋騎手(24=今井)が、自厩舎のキンツルモリウチ(牡10)に騎乗する。父茂雅調教師(63)の管理馬とのコンビで「初めてのこの舞台にとても緊張しています。このような機会を頂けたことに本当に感謝しています」と胸を躍らせている。
ばんえい競馬史上4人目、現役2人目の女性騎手として22年12月に初騎乗。23年11月には帯広市単独開催となった06年以降、最速の通算100勝を達成した。女性10キロ減量の制度を味方に、今季は100勝をクリアし、男性騎手に交じって堂々と渡り合っている。
騎乗するキンツルモリウチは22年8着以来、3年ぶりのばんえい記念参戦。1トンのソリをひく高重量戦に、前走B2クラスからの格上挑戦になる。コンビ通算3度目の出走となる今井騎手は「調教にも参加していますが、重たい重量のソリに動じない馬なので、本当にすごい馬。馬のタイミングと合わせられるような騎乗をして、無事に完走したい」と意気込む。
今井騎手は、過去8度の重賞騎乗で24年ばんえいオークスの4着(イワキエンジェル)が最高。シーズンのフィナーレを飾る最強馬決定戦で、ひときわ目立つ芦毛(あしげ)の馬体を操る女性騎手にも注目だ。