流れに身を任せて-。高知競馬の畑中信司(44=別府真司厩舎)は各地の競馬場を渡り歩いてきた。
畑中 大阪出身だったんでね、サンテレビで競馬中継をやっていたから、それがきっかけ。競馬は元々好きだったけど、家族はそんなでもなく、騎手になることは猛反対だった(笑)
ナリタブライアンとマヤノトップガンの一騎打ちとなった阪神大賞典を現地観戦して騎手の道を目指した。最終的には説得が利いて、デビューの地は金沢競馬だった。
畑中 韓国にも行ったし、園田にも高知にも短期で行ったりしてた。
22年1月に別府厩舎へ。同厩舎には当時全盛期を迎えていたスペルマロンが在籍していた。主戦だった倉兼育康騎手(現調教師)が引退し、23年8月からまたがることになった。
畑中 たまたま。厩務員さんの流れなのか、流れに身を任せていたら、乗ることになってたな(笑)
スペルマロンは20年と21年の2年間で重賞11勝をあげたが、22年からは苦しいレースが続いてた。今年1月に引退するまで102戦27勝、地方賞金は1億円を超えた。引退式には主戦騎手として立ち会った。
畑中 ボクが乗る頃には普通のウマになってしまってたけどな(笑)。でも、なかなか引退式には立ち会えないわけだし、いい出会いだったね。
同世代の森泰斗騎手が引退したが、自身を重ねることはない。
畑中 (兵庫の)川原さん(正一、66)がまだやっとるしな、川原さんがやってるんならまだやれるかな(笑)いつまで続けるかなんて決めてないよ。
これからも流れに身を任せて手綱を取る。
今日の高知競馬はJpn3黒船賞(第5レース、午後4時45分発走)が行われる。