<NHKマイルC>◇11日=東京◇G1◇芝1600メートル◇3歳牡牝◇出走18頭
母の日に、父へ恩返しの1勝だ。
9番人気パンジャタワー(牡)が差し切り、G1初制覇を果たした。勝ち時計は1分31秒7。前日にエプソムCを勝った開業10年目の橋口慎介調教師(50)は、父弘次郎元師が06年にロジックで勝った一戦で見事に父子制覇を飾った。鞍上の松山弘平騎手(35)は4年ぶりのG1制覇。2着に3番人気マジックサンズ、3着に12番人気チェルビアットが食い込み、3連単は150万馬券と波乱になった。
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チャンピオンズファーム(北海道新ひだか町)の中村明人代表(63)は、父がダイアナソロン(84年桜花賞)やコガネタイフウ(89年阪神3歳S)などを育てた中村好夫元調教師で、生産馬のG1初制覇となった。
「生まれた時はそれほど目立つ子じゃなかったです。チャンピオンヒルズの坂路ですごく動いていたので、めちゃめちゃ走ると周囲に言われるほどでした。それでデビュー当初から期待していましたし、どんどん馬も良くなっていたのですが、G1を勝つような馬になるとは」と喜んだ。当初は31日のG3葵Sのプランもあったが、オーナーの意向もあってG1へ。「本当に最高の仕上げをしてくれて、パドックでも出来がものすごく素晴らしく見えたので、ひょっとしたら一発あるかもよと仲間内で話していました」。
母クラークスデールの当歳にはアドマイヤマーズの牡馬がいる。「今年のセレクトセール当歳セールに出そうと考えています。勝ってくれたら注目されるだろうなと思っていたのですが、本当に勝って良かったです」と弟の上場にも大きな期待を懸けていた。【岡山俊明】