【コラム】ジャーナリズムが米2冠目プリークネスSの主役 ケンタッキーVソヴリンティは回避

5週間ですべてを終える米3冠競走は、現地17日(土)に2冠目のG1プリークネスS(ダート1900メートル、ピムリコ)を迎えています。

出走は9頭。G1ケンタッキーダービー勝ち馬のソヴリンティは、ここを回避して、3冠最後のG1ベルモントS直行となりましたが、2着したジャーナリズム(牡3、父カーリン)が、2冠目の主役として登場。ケンタッキーダービー7着のサンドマン(牡3、父タピット)、地元前哨戦のG1ブルーグラスSで3着に敗れ、ケンタッキーダービーを回避したリバーテムズ(牡3、父マクリーンズミュージック)、それに前走のリステッド競走を楽々と逃げ切って初の大舞台に挑むクレバーアゲイン(牡3、父アメリカンファラオ)の3頭が、ジャーナリズムの対抗候補に挙げられています。

ジャーナリズムのようにケンタッキーダービー2着から巻き返しを成功させて残る2冠を制した馬は55年のナシュアなど、これまで4頭を数えますが、ソヴリンティのようにプリークネスSをスキップして2冠馬になった例はありません。

スピードを訴求し続けた現代の米国競走馬にとって中1週と中2週で続くG13連戦を歩むのは至難の業となっていますが、その昔は中3週間で行われていたプリークネスSとベルモントSの間に用意された脚ならしの重賞レースを使う馬も少なくありませんでした。

第2次大戦中の43年に3冠馬となったカウントフリートはケンタッキーダービーと翌週のプリークネスSを連闘で制した後、中1週でマイル戦のウィザーズSをたたき、再び中1週で臨んだベルモントSを制しました。

今や昔の3冠物語です。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)