欧州の現役最強ステイヤー、キプリオス(牡7、A・オブライエン)が脚部不安再発のため、引退することが決まった。27日、共同所有するクールモアスタッドが発表した。
アイルランドのエイダン・オブライエン調教師が管理し、モイグレアスタッドとクールモアが共同所有するガリレオ産駒。4歳シーズンの22年アスコットゴールドCでG1初制覇を果たし、その後、グッドウッドカップ、愛セントレジャー、カドラン賞とG1を4連勝して、一気に欧州最強ステイヤーの座に上り詰めた。
5歳時は脚部不安のため2戦(2着2回)に終わったが、昨年は4歳時と同じG1・4連勝を達成し、7戦無敗の成績を残した。今年は昨年同様、4月のヴィンテージクロップS(リステッド)で始動し、16日に行われたG3レヴモスSも勝って、現在9連勝中。6月のロイヤルアスコット開催でアスコットゴールドC3勝目を期待されていた。通算成績は21戦17勝(G1・8勝)。
レーシングポスト電子版によると、エイダン・オブライエン調教師は「彼は本当に素晴らしい馬です。もちろん、ものすごくリスペクトしなければいけません。(前走の)レパーズタウン競馬場で走った後、少し痛みがありました。どんなリスクも回避しなければいけない。みんなの意見は同じでした」と引退について説明し、「(4歳から5歳にかけて)大けがから復帰しなければなりませんでしたが、あの大けがから復帰してこれだけ走れた馬は彼以外にいないでしょう。(22年に20馬身差で勝った)カドラン賞の勝利は格別でした。ゴールドC2勝もそうです。素晴らしい思い出です」とコメントしている。