米国古馬戦線の天王山となるスティーブンフォスターS(G1、ダート1800メートル)が28日(土曜、日本時間日曜午前7時3分発走予定)、ケンタッキー州のチャーチルダウンズ競馬場で行われます。
出走予定は7頭ながら豪華な顔ぶれ。今年初戦となったG2ニューオーリンズCは前残りの競馬で脚を余して3着も、昨年のBCクラシックで、フォーエバーヤング(牡4、矢作)を3着に退けて優勝したシエラレオーネ(牡4、父ガンランナー)と、昨年のケンタッキーダービー馬で先月のG3ブレイムSで復活ののろしをあげたミスティックダン(牡4、父ゴールデンセンツ)が3度目の直接対決(ともに1勝1敗)。これに4月のG1ドバイワールドCを差し切って波乱の主役となったヒットショー(牡5、父キャンディライド)が凱旋(がいせん)して参戦します。
3頭のビッグネームに加えて重賞9勝を挙げて悲願のG1に王手をかけるスキッピーロングストッキング(牡6、父エグザジャレイター)、前走のG2オークローンHで約1年ぶりの勝ち星を挙げ、最前線に舞い戻ったファーストミッション(牡5、父ストリートセンス)、それに前走のG1チャーチルダウンズSを制してG1ウイナーの仲間入りを果たした“大器”マインドフレーム(牡4、父コンスティチューション)など逆転可能な馬もそろって、見逃せない一戦になります。
BCクラシックで2着したフィアースネス(牡4、父シティオブライト)と一昨年のBCクラシックを制した古豪ホワイトアバリオ(牡6、父レースデイ)は、今月初めに行われたG1メトロポリタンH(ダート1600メートル、サラトガ)で、西の新星レイジングトレント(牡4、父マキシマスミスチーフ)の前に2着、4着に敗れて1歩後退。スティーブンフォスターSで見どころのある競馬をした馬が、三度目の渡米を控えるフォーエバーヤングのライバルになりそうです。
【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)