<ラジオNIKKEI賞:追い切り>
父の背中も知る鞍上と重賞初Vへ-。フクノブルーレイク(牡3、竹内)が25日、ラジオNIKKEI賞(G3、芝1800メートル、29日=福島)へ向けて最終追い切りを行った。
父ウインブライトの主戦でもあった松岡正海騎手(40)が函館から美浦へと駆けつけ、手応えを確認。出走メンバー中唯一のクラシック出走馬が、父に重賞初勝利を届ける。
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疲れや眠気が吹っ飛ぶような爽快な追い切りだった。前夜、遠路はるばる函館から美浦へと移動。「睡眠は2時間」と明かした松岡騎手が、フクノブルーレイクの調教を終えたあと納得の笑みを浮かべた。「うん、いいんじゃないですか」。
やや重の美浦ウッドで併せ、5ハロン66秒9-11秒4。1馬身半前にいた僚馬の後ろでしっかり折り合い、余力十分に併入した。デビューから全7戦で手綱を取る鞍上は「精神面の成長を感じたかった。今日は後ろにつけて、そういったところを確認。落ち着きがあってバランスも良かった。重賞を勝つにふさわしい馬になってきた」。うれしそうにうなずいた。
スプリングS2着と好走して皐月賞に駒を進めた。そのG1では16着に敗れたが、序盤の不利が大きく影響。決して力負けではないと陣営は信じる。巻き返しを期す一戦ではトップハンデ57キロを背負うが、メンバー中唯一のクラシック出走馬であることを考えれば、堂々の主役候補だ。
香港G1・2勝など国内外で活躍したウインブライトの初年度産駒。松岡は父の主戦騎手で、コンビで挙げた9勝の中には17年福島記念もある。同産駒の重賞勝利はまだないだけに、「ここで決めたい。そしたらあとで別の馬が勝っても、心からお祝いができる。『良かったね、俺が一番最初なんだけれど』って」と、ちゃめっ気たっぷりにコメント。そして「そのチャンスは十分にある」と力を込めた。父子の乗り味を誰よりも知る鞍上は土曜のレースのためいったん函館に戻り、日曜には福島でフクノブルーレイクを勝利に導く。【奥岡幹浩】
◆クラシック出走馬のラジオNIKKEI賞 昨年は皐月賞14着から臨んだシリウスコルトが2着。21年にも皐月賞12着のワールドリバイバルが2着に入り、2桁着順から巻き返した。19年にはダービー11着のマイネルサーパス、16年にはオークス8着のダイワドレッサーがいずれも2着と存在感を示した。