【帝王賞】最強世代ミッキーファイトがG1初制覇!「未来のスーパースターホース」ルメール絶賛

帝王賞で優勝し、ミッキーファイトをねぎらうルメール騎手。右は田中博師(撮影・千葉一成)

<帝王賞>◇2日=大井◇Jpn1◇ダート2000メートル◇4歳上◇出走13頭◇1着賞金8000万円

最強世代から砂の帝王が生まれた。ミッキーファイト(牡4、田中博)が単勝1・7倍の1番人気に応え、Jpn1初制覇を果たした。勝ち時計は2分3秒1。鞍上のクリストフ・ルメール騎手(46)は18年ゴールドドリーム以来の2勝目。2着には4番人気のアウトレンジ、3着には5番人気ノットゥルノが入り、2番人気のウィルソンテソーロは5着に敗れた。

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ついてこい。振り切ってやる。ミッキーファイトが次々に迫る敵を打ちのめした。2番手で入った向正面。馬なりで先頭に立つと、3角でノットゥルノが接近。ウィルソンテソーロも加わり、3頭横並びで直線へ。半ばで2頭を振り切ると、さらに外からアウトレンジが来た。内ラチ沿いでルメール騎手が左ステッキを連打。ゴール板前で、首差だけ残した。鞍上は「能力で勝ちました。ダートで未来のスーパースターホースを見せられました」と最上級の称賛を与えた。

名手がほれ込んだ。初コンビの前走アンタレスSで勝利。例年は夏休み期間の帝王賞への依頼を二つ返事で受けた。「ポテンシャルを高く感じていましたから、手放したくなかった」。このレースを最後に3週間の休養に入る。フランスへの出発便は3日朝。「これでリフレッシュできますね」と夜空に白い歯をこぼした。

同世代のエースには、世界を股にかけるフォーエバーヤングが君臨する。昨年のジャパンダートクラシックでは1馬身4分の1差の2着に敗れたが、半年遅れでG1馬の称号をゲット。以前は体質の弱さがネックも、猛稽古に応え着実に力をつけ、堂々と春のダート中距離王に立った。田中博師は「精神的に強くて、今は心身ともに充実しています」と目を細めた。

今後は休養を挟み、秋はJBCクラシック(Jpn1、ダート1800メートル、11月3日=船橋)、チャンピオンズC(G1、ダート1800メートル、12月7日=中京)など国内路線を視野に入れる。昨年の最優秀ダートホースのレモンポップと入れ替わりで現れた看板馬に、師は「タイプは違いますが、追いつき追い越せで頑張ってほしいです」と期待をかける。まだ4歳の帝王が、強さを示し続ける。【桑原幹久】

◆ミッキーファイト▽父 ドレフォン▽母 スペシャルグルーヴ(スペシャルウィーク)▽牡4▽馬主 野田みづき▽調教師 田中博康(美浦)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 9戦6勝(うち地方3戦2勝)▽総獲得賞金 2億6538万7000円(うち地方1億3450万円)▽主な勝ち鞍 24年レパードS(G3)、名古屋大賞典(Jpn3)、25年アンタレスS(G3)▽馬名の由来 冠名+がんばれ