ベテラン内田博幸騎手が小倉参戦「声援に応えたい」4年5カ月ぶり故郷で剛腕見せる

ヨシノイースターで北九州記念に挑む内田騎手。2日、笑顔で取材に応じた(撮影・丹羽敏通)

<夏のイチ押し>

現場記者が旬の注目人馬を取り上げる「夏のイチオシ」。今週は桑原幹久記者が、ベテラン内田博幸騎手(54)を直撃した。福岡県出身の九州男児だが、小倉競馬参戦はレアケースで重賞騎乗は3度目。北九州記念(G3、芝1200メートル、6日)のヨシノイースター(牡7、中尾)で故郷に錦を飾る。

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ウチパクがナツコクで剛腕を振るう。小倉での騎乗は21年2月以来4度目。約4年5カ月ぶりの参戦に「夏は19年以来かな。小倉で乗ることはほとんどないけど、小回りは浦和とかでも乗っているから気にならない。ローカルになるとファンとの距離も近くなるし、声援に応えたいね」と腕をぶす。

チャンスをものにする。ヨシノイースターとは前走春雷Sで初タッグを組んだ。今回人気を集めるロードフォアエースより1キロ重い、トップハンデ57・5キロを背負い、1馬身半差の完勝。継続騎乗で昨年2着のリベンジを託された。地元での重賞騎乗には「特別な気持ちはないけど、いい競馬を見せたい」と平常心だが、「ゲートの中での動きに気を付けないといけない。うまくスタートを決めていい感じに立ち回って、スピードに乗れれば力はあるからね」と手応えを持って臨む。

ここを勝つと23年NHKマイルC(シャンパンカラー)以来2年2カ月ぶりのJRA重賞勝利となる。「ペースが速くなりやすいテンを気を付けて、出し抜けを食らわないようにしたいね。馬自身は相性のいいコース。馬が走りやすいように導いていきたいね」。暑さ険しい小倉で、ベテランがアツく躍動する。【桑原幹久】

◆内田騎手の小倉成績 過去の騎乗は開催3日、計18レースのみ。【2 1 0 15】で連対率16・7%。夏開催は19年8月以来、2度目の参戦となる。重賞は19年北九州記念シャドウノエル11着、21年小倉大賞典バイオスパーク11着の2鞍。

◆内田博幸(うちだ・ひろゆき)1970年(昭45)7月26日、福岡県生まれ。89年大井競馬場でデビューし、04~07年に4年連続で地方競馬全国リーディングを獲得。06年には年間524勝を挙げ日本記録を樹立。地方通算3153勝を引っ提げ、08年にJRAの騎手免許を取得。09年にはJRA全国リーディングを勝ち取り、史上初の地方&中央リーディング獲得ジョッキーとなる。JRA通算1万4224戦1370勝(3日現在)。JRA・G1は10年ダービー(エイシンフラッシュ)、12年皐月賞、菊花賞(ともにゴールドシップ)など13勝。