<七夕賞>◇13日=福島◇G3◇芝2000メートル◇3歳上◇出走15頭◇サマー2000シリーズ第2戦
「頑張れ!」の願いが届いた。初重賞挑戦のコスモフリーゲン(牡5、畠山)が得意の積極策で堂々と逃げ切った。鞍上の柴田大知騎手(48)は、20年ターコイズS(スマイルカナ)以来、4年7カ月ぶりのうれしい重賞制覇。重賞騎乗から1年8カ月遠ざかっていたが、チャンスをつかんだ。今後は馬の状態を見極め、サマー2000シリーズ続戦を視野に入れる。
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「気分良く走らせ思い切った競馬を」。スタートを決めた柴田大知騎手に迷いはなかった。コスモフリーゲンを促しながら果敢にハナを奪った。来るなら来いと言わんばかりによどみないラップを刻み、最後はいっぱいになった。それでも鞍上の「頑張れ!」の声に馬が応え、迫るドゥラドーレスの猛追を頭差しのいだ。
「ずっと乗せていただいてますし結果を出さなければならないと思っています」。強い気持ちで臨んだ一戦を制し柴田大騎手の表情も緩んだ。追い切り以外の火曜から金曜も調教を付け成長を後押ししてきた。「最後は声が出ましたね。ここまで付きっきりで調教に乗って、これ以上ないという仕上げでこれで負けたら仕方ないと。なだめるのは大変でしたが、調教で教えてきた分収まりも早かった。よくしのいでくれて本当に馬に感謝です」。時間をかけ絆を深めてきたことが会心の勝利を呼び寄せた。
ウイナーズサークルに集まった多くのファンから大歓声を受け、1人1人に丁寧にサインに応じた。「久しぶりですね。うれしいです。重賞に乗るのも大変ですし、乗せていただいて感謝しています」。4年7カ月ぶりに重賞勝利の味をかみしめた。
次走は未定も状態次第でサマー2000シリーズ続戦を視野に入れる。期待馬が一発回答で重賞制覇を果たし畠山師は「良かったですね。走りの技の部分を磨いていければもっと良くなる。上を目指したい」とさらなる高みを意識する。鞍上も「どんどん強くなると思います」と伸びしろを強調。絆を深めた名コンビの快進撃はここからが本番だ。【井上力心】
◆コスモフリーゲン ▽父 スクリーンヒーロー▽母 フライングメリッサ(ダンスインザダーク)▽牡5▽馬主 (有)ビッグレッドファーム▽調教師 畠山吉宏(美浦)▽生産者 ビッグレッドファーム(北海道新冠町)▽戦績 9戦5勝▽総獲得賞金 1億1318万5000円▽馬名の由来 冠名+飛ぶ(独)