来年は俺の出番だ-。
セレクトセール初取材から一夜明けた16日、社台スタリオンステーションさんのご厚意で種牡馬を見学させていただきました。前日15日のセレクトセール当歳部門で初年度産駒が登場したイクイノックス(牡6)、その父で自身の産駒も高額馬を多数出したキタサンブラック(牡13)など公開20頭の中で、大トリを飾ったのは昨年末に現役を引退したG1・5勝の22年ダービー馬、ドウデュース(牡6)でした。
2人引きで厩舎から登場すると、ムッキムキで今にもレースに出られそうなド迫力な馬体を披露。時折を頭を振って、元気いっぱいな様子でした。社台スタリオンステーションの徳武英介場長は「体力があっていっぱいつけましたね。すごく燃えるタイプで体力自慢。自分自身にも自信があるのだと思います。昭和のアスリートというか、一本気な性格が見え隠れしていますね。受胎率は問題ないですが、エキサイトした時のわがままな部分で苦労したことは確かです。とにかく元気いっぱいで、常に勢いが余っている感じですね」とスタッドイン後の印象を話しました。
1年早く現役を退いた同世代のイクイノックスは産駒初登場のセレクトセールで前評判通りの高額馬を連発。ダービーでイクイノックスを下したドウデュースの子どもにも、同様の高い期待がかけられることは間違いありません。徳武場長は「やんちゃな感じやポテンシャルは父系から受け継いでいるのかなと思います。ディープやコントレイル、ステイゴールドとも違うタイプ。イクイノックスはお父さんらしさが出た子が多いけど、ドウデュースはいろんな子が出てくれるのかなとも思います」と心待ちにしていました。
2日間のセレクトセールを振り返れば、キタサンブラックとイクイノックス親子の“種牡馬ツートップ時代”を予感しました。ただ、その中にドウデュースが割って入るのか。まだ1頭も産駒が生まれていない中で気が早いのは承知ですが、期待せずにはいられません。【桑原幹久】