ドンインザムード重賞初V、得意の左回りで逆襲 次に狙い定めるのは右回りのJDC/レパードS

新潟7R、レパードSを制したドンインザムードと松山騎手(撮影・丹羽敏通)

<レパードS>◇10日=新潟◇G3◇ダート1800メートル◇3歳◇出走15頭

サウスポーの逆襲だ! 5番人気ドンインザムード(牡、今野)がしぶとく抜け出して重賞初制覇を飾った。勝ち時計1分50秒5。今後はジャパンダートクラシック(Jpn1、ダート2000メートル、10月8日=大井)を視野に入れる。

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しぶとくつかみ取った。朝から降り続ける雨の中、泥んこ馬場へと変わったダートでドンインザムードは好スタートを決め、インの3番手という絶好位を確保。勝負どころで外へ持ち出されると、直線では食い下がる2、3着馬を振り切り、松山騎手の右ステッキ連打に応えて勝ちきった。鞍上は「重賞でも十分やれる馬だと思っていたので、証明できてうれしいです」と声を弾ませた。

サウスポーぶりを遺憾なく発揮した。新馬戦は右回りでの勝利だったが、その後は左回りに良績が集まった。ドバイからの帰国初戦となった前走は右回りの2勝クラス。UAEダービー3着などの実績が評価され1番人気に支持されたが6着に敗れた。敗因は右回りと明確。今野師は「左回りの方が得意なので前回みたいなことはないだろうと思っていた」と逆襲の手応えは持っていた。14年に制したアジアエクスプレスと親子制覇で、振り返れば父も4勝中3勝が左回り。血筋を色濃く受け継ぐ。

砂王の座へはまだまだ道半ば。指揮官は「体の完成度はまだまだ低い。その辺がしっかりしてくれれば右回りでも」と成長の余地は十二分にあるとみている。ただ現時点で重賞を勝ちきるあたり能力は高く、完成した姿も楽しみ。次に狙いを定めるのは右回りのあの舞台。「ここを勝ったのだから、ジャパンダートクラシックも考えないといけない。右回りはいつまでも避けては通れないからね」と3歳ダートクラシック最終戦への参戦も視野に入る。自信を深めたサウスポーの進化は、越後路から始まるか。【深田雄智】

◆ドンインザムード ▽父 アジアエクスプレス▽母 ハギノウィッシュ(アグネスタキオン)▽牡3▽馬主 山田貢一▽調教師 今野貞一(栗東)▽生産者 松本信行(北海道新冠町)▽戦績 7戦3勝(うち海外1戦0勝)▽総獲得賞金 7328万2400円(うち海外1570万2400円)▽馬名の由来 冠名+曲名