この夏のオーラスとなる中京では、第1回となる中京2歳S(G3、芝1400メートル、31日)が行われる。注目は前走の未勝利戦を好時計で圧勝したスターアニス(牝、高野)。スプリント重賞2勝の母をもつ良血馬が、距離延長をものともせず重賞タイトルを手にするか。
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スターアニスの初勝利となった7月12日小倉の2歳未勝利戦(芝1200メートル)は圧巻だった。好位の内から外へ出し、残り1ハロン標を待たずに先頭に立つと、あとは独壇場。後続をぶっちぎってゴールした。勝ち時計1分8秒0は前週の古馬G3、北九州記念と0秒2しか違わない好タイム。後続が1秒1=7馬身離れるのも必然だった。高野師は「もともといいなと思っていたんですが、初戦(新馬戦5着)があれって感じでした。初戦をへてあの競馬になりました」と振り返る。
放牧を挟んだこの中間はさらに上昇カーブを描いている。坂路での1週前追い切りはラスト1ハロン11秒8。「(騎乗した)松山騎手も最後はやるつもりでしたが(馬が)勝手に動いていい動きでした。以前はなかった反応が出るようになりました」と馬自身が学習し、鋭さも増している。
母は芝1200メートルの小倉2歳S、セントウルSを勝ったエピセアローム。1ハロン延長は最重要ポイントとなるが、高野師は「むしろいいと思うんです」と言う。その理由について「もともと調教で掛からないし、ここ2戦も引っ掛かってどうしようもないようなところがなかった」と説明する。
あとは結果を出すのみ。「チャンスだと思います。牝馬は(重賞)1つでも勲章になります。そのチャンスが早々に訪れました」。“初代”中京2歳S覇者となる資質は十分だ。【明神理浩】
◆今年が第1回 中京2歳Sは今年が第1回。昨年まで、夏コク最終週の小倉芝1200メートルを舞台に行われていた小倉2歳S(昨年の舞台は中京)が、今年から中京に移設され、芝1400メートルに延長されて新設G3となった。