柴田善臣騎手が9カ月ぶり復帰 59歳JRA最年長がタイムトゥヘヴンで白星狙う/京成杯AH

今週、中山競馬で復帰する柴田善騎手

JRA最年長ジョッキーが9カ月ぶりにターフへ-。左肩手術の影響で離脱していた柴田善臣騎手(59)が、秋の中山競馬開幕日のメイン、京成杯AH(G3、芝1600メートル、6日)でタイムトゥヘヴン(牡7、戸田)に騎乗。前年2着馬とのコンビで快気祝いの白星を狙う。59歳での重賞制覇となれば先月の札幌記念を57歳で制した横山典弘騎手を抜き、JRA重賞最年長優勝記録更新となる。土曜は重賞を含めて2鞍、日曜は1鞍に騎乗する。

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週末騎乗予定馬の最終追い切りは、自身の復帰リハーサルにもなった。3日の美浦トレセンでの柴田善騎手。京成杯AHでコンビを組むタイムトゥヘヴンの調教を終えると、息つく間もなくサムシングニュー(2歳新馬)の馬上へ。「馬から下りたら、すぐ次の馬に乗って…。実際の競馬より慌ただしかったけれど、今日の2頭でスイッチが入った」。すでに気持ちは本番モードだ。

左肩腱板(けんばん)断裂により、昨年12月に戦列離脱。同月10日に手術を受けた。その後しばらくは、日常生活を送ることさえ苦労した。「不安で眠れないときもあった」。それでも熱い思いが消えることはなかった。先月19日から調教騎乗を再開。みるみるうちに、馬上での感覚を取り戻した。

タイムトゥヘヴンには昨年の京成杯AHでも騎乗。単勝オッズ161・8倍の人気薄を2着に持ってきた。今回でコンビ結成は8度目。「追い切りでは余裕を持って走れていたし、アクセルが効いていた」と手応えを口にし、「休み明けの人間を乗せてくれてありがたい」と感謝。「みっともない競馬はできない。騎乗依頼をもらって、ネジをまいてやってきた」と力を込める。

この夏に59歳の誕生日を迎えた。重賞制覇となれば、先月の札幌記念を57歳5カ月26日で制した横山典弘騎手を抜き、JRA重賞最年長優勝記録更新となる。「調教も好きだけれど、競馬も大好き」という現役最年長ジョッキーが、秋競馬の到来とともに存在感を発揮する。【奥岡幹浩】