【栗東便り】武豊騎手「もっと乗りやすい馬で出たいけど…(笑)」菊花賞も逃げ粘る?

武豊騎手(2024年撮影)

レジェンド武豊騎手(56)の手腕がさえわたっている。

宝塚記念=7番人気メイショウタバル1着

スプリンターズS=7番人気ジューンブレア2着

秋華賞=5番人気エリカエクスプレス2着

いずれもハナを切って伏兵馬を好走させ、G1で3戦連続の連対を果たしている。

今週の菊花賞では、前走を逃げて圧勝したマイユニバースに騎乗する。やはり今週も?

「もっと乗りやすい馬で出たいけど…」

本音(?)を口にして苦笑いを浮かべた。たしかに、折り合いの難しい馬への騎乗が続いている。それでも結果を出すからこそ、手腕を頼っての依頼が絶えない。

弟の幸四郎調教師が手がけるマイユニバースには、初騎乗に備えて1週前追い切り(16日=Cウッド6ハロン80秒6-11秒3)にまたがった。

「乗り難しそう。今週(22日)も幸四郎が乗って、地下馬道でかかりそうになったみたい。3000メートルなので(ポイントは)折り合いでしょうね」

菊花賞では歴代最多の5勝を挙げている。記録更新へのハードルは低くなさそうだが「長距離戦は騎手で買え」の格言もある。その手綱さばきからは目が離せない。

そういえば、土曜のアルテミスSで騎乗する白毛馬マルガも、初戦を逃げて勝っている。こちらも見かけによらず気難しさを秘めた血統だ。

「マルガも大変だけど、追い切りでは前より乗りやすかった。(新馬戦の1800メートルから)マイルになるけど、距離はむしろいいのでは。スピードもあるし。人気もあるからね」

来週の天皇賞・秋にはメイショウタバルがスタンバイしている。秋のG1シーズンをわかせる「逃げのユタカ」。追いかけて損はない? 【太田尚樹】