ブリーダーズカップクラシック(以下BCクラシック)を制して、堂々、米国競馬の頂点に立ったフォーエバーヤング(牡4、矢作、父リアルスティール)。米国では完璧な騎乗で勝利に導いた鞍上の坂井瑠星騎手をドジャーズの大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希選手の日本人トリオとともに25年の日本のスポーツヒーローとしてたたえる声が上がっています。
レースから2日が経過して、英国のタイムフォーム社がBCクラシックの成績を反映させた最新のレース別レーティングを発表しました(※国際競馬統括機関連盟が発表するレーティングとは異なる数字)。
フォーエバーヤングの最高レーティングは2月のG1サウジC優勝で獲得した128でしたが、BCクラシックの単独レーティングは126。これは今回2着に退けたシエラレオーネ(牡4、父ガンランナー)が、昨年のBCクラシック優勝時に得た125を1ポイント上回っていて、3歳代表のソヴリンティ(牡3、父イントゥミスチーフ)の不在(熱発で回避)を差し引いても、レベルの高い一戦だったことをうかがわせています。
ダートのカテゴリーでフォーエバーヤングのレーティングを上回っているのは、8月のG1トラヴァーズSで129を得たソヴリンティだけ。
来年1月下旬に発表になる「エクリプス賞」の年度代表馬争いも、フォーエバーヤングとソヴリンティの一騎打ちになるものと見られています。
ソヴリンティのオーナーブリーダーの「ゴドルフィン」、管理するW・モット調教師ともに、今後については口を閉ざしていますが、今年を含め7シーズン連続で、米国種牡馬のトップに立つ父イントゥミスチーフの後継としての期待は高く、このまま引退に向かう公算が高いものと見られています。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)