23年JBCスプリント(Jpn1)など重賞9勝を挙げたイグナイター(牡7、新子)の引退式が6日、園田競馬の最終レース終了後に行われた。馬主の野田善己氏をはじめ、新子雅司調教師、大井の笹川翼、兵庫の田中学(現調教師)、笹田知宏、JRA西村淳也の各騎手が出席した。
野田オーナーは「ひとつのドラマが終わった感じです。日高の生産馬で、園田からG1、さらにドバイまで行くなんて奇跡的なことだと思います。種牡馬として厳しいスタートになるかもしれませんが、これからも彼を支えていきたいと思います」と語った。今後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬入りを予定している。
イグナイターに騎乗して馬場を1周した笹川騎手は「まずは無事に引退して、けがなく種馬になることができてホッとしています。JBCを勝てたときは見たことがない景色を見ることができました。またドバイでは自分の技術の未熟さを痛感して、こういう馬に乗るにはどう乗ればいいか、と考えさせられた馬でした。メンタル的にも動じなくなったのはイグナイターのおかげだと思います。さみしいですが、子どもに乗るのが今から楽しみです」と感謝とともに、産駒との再会に思いをはせた。