【コラム】サンクルー大賞で使った上がりタイムは出色!日本馬のJC20連勝を阻むならこの馬かも

カランダガン(C)FocusOnRacing.com

30日に行われるジャパンC(G1、芝2400メートル=東京)の招待馬が発表されました。

来日が予定されるのはフランスのF・グラファール厩舎のカランダガン(せん4、父グレンイーグルス)と2年連続での参戦となるゴリアット(せん5、父アドラーフルーク)、それにアイルランドのA・オブライエン厩舎が送るロスアンゼルス(牡4、父キャメロット)、これに帯同するクィーンズタウン(せん5、父ガリレオ)の4頭です。

1勝馬のクィーンズタウンをのぞく3頭は今年もG1で勝ち星を挙げていますが、ゴリアットは先週のブリーダーズCターフで見せ場なく11着に惨敗、ロスアンゼルスも前走の凱旋門賞が、しんがり負けと直近の成績はイマイチ。

6月のサンクルー大賞を皮切りに7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS、そして10月の英チャンピオンSまでG13連勝中のカランダガンが今年の大きな目玉であることに間違いありません。

通算成績は13戦7勝、2着5回。デビュー戦の3着をのぞき、すべて連対を果たしているカランダガンの強みは大きなストライドから繰り出されるしまいの脚の鋭さにあります。

東京競馬場と同じ左回りのサンクルー競馬場で行われたサンクルー大賞(芝2400メートル、やや重)ではM・バルザローナ騎手を鞍上に4番手から一気にスピードアップ。ゴールまでの600メートル(上がり3ハロン)を33秒66でまとめて、前年の凱旋門賞2着馬のアヴァンチュールに3馬身半差をつけて優勝しました。

サンクルーの直線は東京ほどの急坂はないものの、それでも途中の200メートルラップに10秒台を挟んだこの上がりタイムは出色です。

外国馬のJC制覇は05年のアルカセットを最後に途絶えていますが、全欧年度代表馬を確実にする大物が、日本馬の20連勝を阻むかも知れません。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)