エリザベス女王杯(G1、芝2200メートル、16日=京都)の共同会見が12日に東西トレセンで行われた。
秋華賞2着のエリカエクスプレス(牝3、杉山晴)に騎乗する武豊騎手(56)は、04年アドマイヤグルーヴ以来21年ぶりの勝利へ意気込みを語った。
一問一答は以下の通り。
-前走を振り返って
調教で1度乗って、その時は割と「そんなに難しくないのかな」と思ったんですけど、レース当日になるとすごくテンションが上がって、ちょっと大変でしたね。イレ込みがきつかったですね。
-追い切りとレースでは印象が違った
全然違いましたね。
-レース内容を振り返ると
逃げる形になったんですけど、レース前から思ってはいなくて、スピードで自然とハナを切る形になりました。折り合いもギリギリのところでしたけど、なんとかなだめながらという感じで、まずまずのペースで行けたので、いい形で直線に向けたかなと思いましたね。
-レース前のイレ込みの影響はあったか
そうですね、あったと思います。パドックでまたがるまでは、できればゆっくり抑えていこうと考えていたんですけど、返し馬で「無理だな」と思って、おそらく逃げることになるんだろうなという感じでゲートインしましたね。思ったよりレース前の感触よりはいい感じで走ってくれました。ただ、3コーナーぐらいで勝ち馬が来た時にもう少しゆっくり行きたかったんですけど、ちょっとむきになるところもあったので、そのへんが最後に響いたかなと思いましたね。
-最終追い切りにまたがって
単走で坂路で馬なりという軽めの調整でした。思ったよりタイムが速かったんですけど、まったく無理せず本当に馬なりの調教でしたね。前回と同じように調教ではそれほどイレ込んでなくておとなしかったです。動きは良かったですよ。
-京都の外回りの2200メートルについては
京都は問題ないんですけど、外回りになって距離も1ハロン延びますし、そのへんは彼女の性格とかを考えるとプラスにはならないかなという気はします。すべては折り合いひとつだと思いますね。
-エリザベス女王杯出走を進言したようだが
あんまり覚えてないですけど…。先生(杉山晴師)と距離の話をした時に「折り合いひとつで中距離で問題ないですよ」という話はしましたね。先生はマイルからさらに短くてもいいのかなという話をしていましたけど「僕の感触では、そういうタイプではないような気がする」と言いました。距離は折り合いひとつだと思いますね。「折り合えば全然持つと思う」という話はしました。
-ベストの距離は
難しいですね。走り自体は長くていいと思うんですけど、性格的に一生懸命になりすぎるところがあるので、そこで短めの方がレースはしやすいのかなと。ちょっともどかしい感じはします。
-今回のレースプランは
折り合い重視になるので、どこのポジションで一番折り合いをつけられるかということだと思います。スタートというか二の脚が速いですから。スタート自体は普通ですけど、スタート後が速かったので。返し馬ですごく引っかかっていったので、レース前は「たぶん抑えられないな」と思っていました。(今回も)同じような感じですね。どういうレースっていうのは決めてはいないですけど、前半いかにゆっくりリズム良く走らせられるかということですね。
-逃げ馬にとって京都2200メートルは
力があれば全然問題ないですけど、直線も長いし、そんなに簡単ではないですよね。G1レースで逃げ切るのはなかなか難しいことだと思いますし。今回は古馬も一緒ですし距離も前走より延びて外回りで、試練というか課題というか、そういうのはありますけど、この馬の持っているもともとのポテンシャルというか能力は相当あると思うので、そこに期待していますね。
-あらためて意気込みを
早い段階で「エリザベス女王杯に行こう」という話を聞いたので、それに応えたい気持ちが強いです。チャンスがある1頭だと思っていますので、思い切って乗りたいですね。