フランスの競馬日刊紙「パリチュルフ」電子版は23日、1週間後に迫ったジャパンC(G1、芝2400メートル、30日=東京)の展望記事を掲載した。今年のジャパンCには海外から唯一、フランスのカランダガン(セン4、F・グラファール)が参戦する。欧州年度代表馬に選ばれた世界最強馬への期待は大きい。
同紙は「カランダガンの大きな挑戦」というタイトルの記事を掲載。「欧州勢にとって勝つことは非常に難しいレースですが、カランダガンは間違いなく、近年最高の出走馬です」「外国馬が勝てばアルカセット以来20年ぶり。カランダガンを待ち受ける挑戦は確かに途方もないものですが、G1を勝つたびに輝きを増す彼なら不可能なことではないように思えてきます」とジャパンC制覇の難しさを伝えている。
記事では3人のコメントが紹介されている。1番人気が予想されるマスカレードボールの鞍上で、フランス出身のクリストフ・ルメール騎手は「昨年のジャパンCにはゴリアットが出走(6着)し、私はキングジョージを勝っていた彼の可能性を高く評価していました。ただ、カランダガンがまったく別の可能性を持っていることは明らかです。彼は本当のトップクラスですし、手ごわいライバルです」と警戒。「日本競馬、日本のファンにとって、欧州の最強馬、そして、世界最高の馬がジャパンCに出走することはとてもエキサイティングなことです」と参戦を歓迎する一方で、マスカレードボールについて「非常に大きなチャンスがある」と自信を見せている。
カランダガンを管理するフランシス・グラファール調教師は「信じられないほど素晴らしい馬で、彼の潜在能力はまだ計り知れません。まだ成長を続けると思っています」「ジャパンCは最大の目標であり、素晴らしいレースであると同時にとてもチャレンジングなレースです」と語っている。
最後に、14年にエピファネイアでジャパンCを制している名手クリストフ・スミヨン(昨年はゴリアットに騎乗)は「日本の馬は非常にタフで、純粋に質の面で優れています。そこが一番、難しいです。日本馬のホームグランドで対決するだけでなく、日本馬の実力こそが、海外の馬が勝つことを難しくしている最大の理由です」と外国馬が勝てない理由を断言しつつ、「カランダガンは優勝候補だと思います。ヨーロッパの馬が勝てば久しぶりのことですが、彼にはその力があります」と快挙達成の可能性を語っている。