ジャパンC(JC)や香港国際競走のレーティングを含んだロンジン・ワールドベストレースホースランキング(LWBRランキング)の最終発表は来年1月下旬まで待たなければなりません。
それまで今年の最強馬決定はお預け。どの馬が世界王者になるかはわかりません。しかし、ヒントはそれぞれの地域で発表されているレーティングに潜んでいます。
欧州、北米、それに国際競走を終えた香港のレーティングを調べてみました。
それぞれでトップの馬は以下の通りです。
欧州圏を中心に世界をカバーするタイムフォーム(英国)のレーティングは香港スプリントを楽勝したカーインライジング(セン5、父シャムエクスプレス)に135の高評価を与えて世界一に。カランダガン(セン4、父グレンイーグルス)はJCに勝っても133のままでした。
カーインライジングは香港ジョッキークラブ発表の香港レーティングでもロマンチックウォリアーの125を上回る138でトップ。
北米で出走した競走馬を対象にフリーハンデをつけている北米競走馬委員会(NARC)によるレーティングはBCクラシックで歴史的勝利をおさめたフォーエバーヤング(牡4、父リアルスティール)を単独首位の128・00として、2着のシエラレオーネと3歳牡馬チャンピオンを確実にするソヴリンティを127・00で2位に並べています。
BCや英チャンピオンSなど11月9日までの成績をもとに発表された最新のLWBRランキングはカランダガンが130で暫定世界一の座にあってG1・2勝のオンブズマンが128で2位。フォーエバーヤングは127で、この時点でのカーインライジングはトップと4ポイントの開きのある126という評価でした。
JCと香港スプリントの結果が加えられた最終発表で大逆転はあるのか。確かなことは去勢馬がLWBRランキングが発表されるようになった03年以降、初めて世界一に輝く可能性が高いということです。
【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)