阿部武臣騎手が男泣き「本当にうれしいです」メムロボブサップが古馬重賞を完全制覇/帯広記念

帯広記念を制したメムロボブサップ(写真提供・ばんえい十勝)

<帯広記念>◇2日=帯広◇BG1◇ダート200メートル◇4歳上◇出走5頭◇1着賞金800万円

3年連続2着だった1番人気のメムロボブサップ(牡10、坂本東)が悲願の帯広記念初制覇を果たし、古馬重賞完全制覇の偉業を達成した。鞍上は阿部武臣騎手(53)で勝ちタイムは2分29秒6。

第一障害を先頭で越え、第2障害もタカラキングダム、コウテイが膝をついて苦しむ中、力強く乗り越えた。最後の直線はゴール前でクリスタルコルドの猛追を受け、残り10メートルで一瞬止まるシーンもあったが、先頭でゴールイン。場内実況は「新年早々夢かなう」と絶叫した。2着はクリスタルコルド、3着はコウテイだった。

阿部武臣騎手は勝利ジョッキインタビューで男泣き。「本当にうれしいです」と目頭を押さえた。「本当に今年は辛い一年だったので、なんとかここを目標にしてきました。(馬は)休み期間が長かったのですけど、前走レースを使ってみたらほどほど仕上がっている感じでした。調子はそんなに悪くない感じがしました。ばんえいグランプリで騎乗したんですが、(自身のケガの)状態があまり良くなかったので、その後少し休みをとって、ここに向けていろいろやってきました。だいぶ痛みもなくなってきたので、ここは何とかと思ってやってきました。ちょっと乾いて重い馬場だったと思います。展開は速いと思ったが、隣が攻めてきたので、自分も息を入れたつもりでしたが、やっぱり速いなと思いながら騎乗していました。(ゴール前では)しんどそうでしたが、息を入れられたのが良かったです。(ばんえい記念は)去年は乗れなかったので今年はなんとか連覇を目指して頑張りたいと思います。阿部武臣とメムロボブサップ、いいレースを見せられるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と力強く語った。

メムロボブサップは父ナリタボブサップ、母ピュアレディという血統。通算成績は114戦56勝(重賞25勝)になった。