【安藤裕氏コラム】競馬界で最も有名な通訳は「今、私はアメリカ・マイアミに向かっています」

サウジCを制した矢作師(C)Jockey Club of Saudi Arabia//Hisham_Abahusayn

競馬界で最も有名な通訳・レースホースコーディネーターであり、日本馬初のBC競走制覇、日本馬初のBCクラシック制覇など歴史的な瞬間に立ち会ってきた安藤裕氏(46)が今年も日刊スポーツにホットなコラムを寄稿します。2026年の一発目はなんと、米国に向かう飛行の機中から送られてきました。安藤さんがどこに向かっているのか、誰と一緒にいるのか。競馬ファンの皆さんにお伝えします。

  ◇  ◇  ◇

こんにちは。今年もよろしくお願いします。競馬界では年始からいろいろなニュースがありましたが、まず最初に触れたいのは、フォーエバーヤングが2025年JRA賞年度代表馬に選ばれたことです。

藤田オーナーにとっては初受賞、そして矢作厩舎としては2019年のリスグラシュー以来の快挙でした。

私自身、2025年のほとんどの遠征をフォーエバーヤングとともに過ごしてきたので、この受賞はうれしいの一言に尽きます。ファンの皆さまの応援が本当に力になったので、一緒に喜びたい気持ちです。

さらに、フランスからジャパンCに遠征し勝利を収めたカランダガンが、外国馬として初めて特別賞に選出されました。これもとてもうれしいニュースです。

というのも、2021年にラヴズオンリーユーが日本馬として初めてブリーダーズカップ(フィリー&メアターフ)を制し、アメリカのエクリプス賞で最優秀芝牝馬を受賞した際、私はオーナーや矢作先生とともにその場に立ち会っていました。

あの日本馬初受賞が発表された瞬間の会場の空気は、今でも忘れられません。

だからこそ、いつかJRA賞でも外国馬が選ばれる日が来たらいいなと思っていたので、今回のカランダガンの受賞は感慨深いものがあります。ぜひ関係者の皆さんにも日本の授賞式に参加してその雰囲気を楽しんでいただきたいです。

そして今、私はアメリカ・マイアミへ向かっています。

フォーエバーヤングが最終ノミネートされているエクリプス賞授賞式に、矢作先生と参加するためです。再び矢作先生と授賞式に同行できることは、幸せ以外の言葉が見つかりません。来週のコラムでは、授賞式の様子などをお伝えできればと思います。

日本競馬にまた新しい歴史が刻まれることを祈りつつ、引き続きフォーエバーヤングへの応援をよろしくお願いします。

【レースホースコーディネーター】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「安藤裕のハッピー(馬)ダイアリー」)

◆安藤裕(あんどう・ひろし)1979年(昭54)10月19日、東京都生まれ。98年に渡英し、ゴスデン厩舎で馬の基礎を学ぶ。その後は騎手として北米などで騎乗した。ケガで引退後はプロ野球の通訳を経て、11年に株式会社FELESを設立。調教情報の管理システムを取り扱うほか、外国人騎手の通訳や海外に遠征する日本馬のサポートなど幅広く活躍中。