さらばG1・5勝の名馬ダイワメジャー、25歳で死去 上原博師「勉強させてもらった」

06年天皇賞・秋を制したダイワメジャー

G1・5勝の名馬ダイワメジャーが、この世を去った。20日に北海道安平町の社台スタリオンステーションで死去した。25歳だった。

04年皐月賞を制し、その後はのどの病気で低迷。それを克服し、5歳になった06年には天皇賞・秋、マイルCSとG1を連勝。翌07年には安田記念、マイルCSと春秋マイルG1を制した。ラストランは同年有馬記念3着。06、07年の最優秀短距離馬。種牡馬としてもG1馬を輩出した偉大な馬を手がけた上原博之調教師(68)が思いをはせた。

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「25歳で大往生だったと思う。まだまだ生きていてほしかったけど。冥福を祈りたい」。20日朝にこの世を去ったG15勝馬ダイワメジャー。名馬を手がけた上原博師がしのんだ。金色の馬体で勝負根性を全面に出す同馬は、いつも緑のターフで映えた。師は思い出のレースを聞かれると「皐月賞。厩舎初のG1をもたらしてくれた」と即答した。現役で走り続けた03~07年の間は濃密だった。「喘鳴(ぜんめい)症の手術。その後のケア。G3、G2も勝った。ドバイも行かせてもらった。先生というかね。勉強させてもらった。上原厩舎とJRAに多大なる貢献をしてくれた」。同馬に与えられた経験1つ1つを師は挙げた。

種牡馬としても名をはせた。アスコリピチェーノ、アドマイヤマーズ、カレンブラックヒル、セリフォス、メジャーエンブレムなど主にマイルG1馬を輩出した。師は13年アルテミスS(重賞)を同産駒のマーブルカテドラルで勝った。「種牡馬としても成功した。2歳のリーディング(15年)も取ったし。後継種牡馬もいるからね」と、師はその偉大な血が続いていることを誇らしく語った。

19日には同い年のダンスインザムードが先に旅立っていた。G1では06年マイルCSでダイワメジャーが1着、ダンスインザムードが2着とワンツーだった。師は「同期で同じ社台ファーム。天国でも一緒に走ってくれたら」と最後に願いをこぼした。この日、朝から曇っていた美浦の空は、師が取材に応えた夕方に日が差し、ダイワメジャーの馬体と同じ金色になっていた。