悲願のサウジC制覇へ、ナイソス(牡5)、ネバダビーチ(牡4)の2頭を送り出す米国のボブ・バファート調教師(73)が12日、キングアブドゥルアジーズ競馬場で公式会見に臨んだ。過去のサウジCの振り返りや2頭への期待、フォーエバーヤングへの賛辞など、“バファート節”をさく裂させた。
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-去年のロマンチックウォリアーとフォーエバーヤングのレースをどう見ましたか。最終コーナーでロマンチックウォリアーがビッグムーブを見せ、フォーエバーヤングが最後に差し切りました。
バファート師 ファンタスティックなレースでした。サンタアニタ競馬場(米国)のオフィス(厩舎)でそのレースを見ていたのですが、ゲートに向かうロマンチックウォリアーがすごくよく見えました。スパートしたときは『大胆だな。早めに仕掛けたな。これでレースは終わったな(レースイズオーバー)』と思いました。そして、あのフォーエバーヤング。まるで「ユニコーン」のようだと感じました。はっきり言って、アンビリーバブルです。彼は3歳でサウジアラビアで勝って、ドバイで勝って、ケンタッキーダービーに来て、大接戦をして…、これだけの輸送をこなすのは聞いた事がない。信じられないですよ。馬をリスペクトしますし、調教師、スタッフ、騎手も同様にリスペクトします。信じられない馬で、グッドルッキングホースです。先日も見ましたが、健康そうですし、手強いですね。
-矢作師は香港、オーストラリアのコックスプレートで勝っている。日本人で初めてBC競走を勝って、BCクラシックを勝ちました。彼のことをどう思いますか
バファート師 彼は米国のチャーリー・ウィッティンガム(サンデーサイレンスなどを管理した名調教師)のような人だ。すごいよ。彼は楽しんでいるように見えます。私が彼の好きなところです。楽しんでいる。彼が馬の準備ができていると言ったら、できているんですよ。だから、昨日聞いたら『できている』というので、聞きたくなかった。けど、それが今回のサウジCを素晴らしいものにします。厳しいレースになり、最高の馬が集まります。
-ナイソスはなかなか思い通りにいきませんでしたね。昨年は前哨戦を使えず、BCクラシックに出られなかったが、ダートマイルを優勝した。今、どれほど満足していますか
バファート師 彼にはダートマイルを走らせて、サウジCへ向けて準備をさせたので、うまくいくように願っています。うまく輸送できたようで、馬場の調教も良く、本当に元気でハッピーに見えました。中東に馬を連れてくると、ゲートから出たときにどのような反応をするのかはわからないです。シルバーチャームを初めてドバイに連れて行ったとき(98年ドバイワールドC)のことを覚えていますが、直線を向いたときは負けると思ったけど、彼は勝ちました。そして、キャプテンスティーブはハナヘいくはずだったのに後ろから勝った。ここ(サウジ)ではマッキンジーは期待していたのに、全然脚が動かなかった。うまくいけばいい結果になると思います。ナイソスとフォーエバーヤングは『キングコング対ゴジラ』ですよ、わかりますよね?(つづく)