<共同通信杯>◇15日=東京◇G3◇芝1800メートル◇3歳◇出走9頭
好メンバー集結の登竜門を2番人気リアライズシリウス(牡、手塚久)が制した。勝ちタイム1分45秒5で従来のレースレコードを0秒5更新。今後は皐月賞(G1、芝2000メートル、4月19日=中山)へ直行することになりそうだ。手塚久厩舎は前年のマスカレードボールに続き2年連続優勝。頭差2着に4番人気ベレシートが入り、1番人気ラヴェニューは4着だった。
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着差以上に内容の濃い勝ちっぷりだった。2番手から絶好の手応えで先頭に立ったリアライズシリウスが、ベレシートを振り切り、重賞2勝目をマーク。デビューから手綱を取る津村騎手は「ほっとしています。前走のG1で結果を出せなかった(朝日杯FS5着)ので、ここでなんとかしたい気持ちが強かった」と安堵(あんど)した。13年メイケイペガスター、25年マスカレードボールが記録したレースレコードを0秒5更新。時計的にも文句なしの勝利だった。
内面にも進境が見られた。レースを重ねるにつれて枠入りを嫌がるようになっていたが、今回は念入りにゲート練習を行った。「その成果が出て、本番でもちゃんと入ることができた。すごく成長してくれている」と鞍上は評価。前年に続き2勝目の手塚久師は「マスカレードボールのときは精神的に難しいと思ったけれど、こっち(リアライズシリウス)のほうが大人かな」とうなずいた。
G1馬ロブチェンや、新馬を好内容で制したラヴェニューに勝利。トレーナーは「本番も楽しめるメンバー構成の中で勝てた。このあとは多分、皐月賞に向かうかな」。過去10年の共同通信杯優勝馬のうち、3頭が皐月賞を制覇している。師は「験の良いレースを勝てて楽しみが広がった」。大雪が降った先週から一転し、この日の府中市は最高気温18度まで上昇。ターフからも、春の鼓動が感じられた。【奥岡幹浩】
◆リアライズシリウス▽父 ポエティックフレア▽母 レッドミラベル(ステイゴールド)▽牡3▽馬主 今福洋介▽調教師 手塚貴久(美浦)▽生産者 社台ファーム(北海道千歳市)▽戦績 4戦3勝▽総獲得賞金 8718万6000円▽主な勝ち鞍 25年新潟2歳S(G3)▽馬名の由来 冠名+最も明るい恒星