引退調教師セレモニーで国枝栄師ら5人あいさつ 根本師には藤田菜七子さんが花束贈る

花束を手に写真に納まる引退する調教師。左から南田師、根本師、土田師、小西師、国枝師(撮影・丹羽敏通)

定年で引退する5人の調教師のセレモニーが1日、中山競馬場で行われた。

国枝栄調教師は「長いようであっという間だった。もうこの日で最後かと思うと、ちょっとぐっと来ますね」と心境を口にした。

根本康広調教師は、弟子だった元騎手の藤田菜七子さんから花束を贈られた。師は「この世界に入り、人との巡り合いがありました。いい弟子も育ちました。楽しくて幸せな騎手、調教師人生だったと思います」と振り返った。

小西一男調教師は「僕は昭和30年に中山競馬場で生まれました。子どもの頃の遊び場も競馬場。騎手になり、調教師になってからも70年間、この中山競馬場で過ごしてきました。ファンの皆さまに支えられてここまで来ました。これからも一ファンとして競馬を応援していきたいと思います」と語った。

南田美知雄調教師は「私が入ったころは、『ギャンブルの世界に入って』と叱咤(しった)されたようなこともありました。でもハイセイコーが出て、トウショウボーイ、テンポイント、グリーングラスの3強の時代があり、そこから競馬が皆さまに知られるようになってきたと思います。発祥の地イギリスでは『キングオブスポーツ』と呼ばれています。ファンの皆さまのおかげで、日本の競馬は世界一の『キングオブスポーツ』になりました。本当にありがとうございます」と思いを込めた。

土田稔調教師は「とても楽しい調教師生活だった。ここまでこられたのは皆さんのおかげです」と感謝した。