注目は4歳馬!美浦岡山はレッドバンデ、栗東ことははダノンシーマをプッシュ/阪神大賞典

18日、美浦ウッドを2頭併せで追い切る佐々木騎手鞍上のレッドバンデ

<追い斬り激論:阪神大賞典>

阪神大賞典(G2、芝3000メートル、22日=阪神、1着馬に天皇賞・春優先出走権)の最終追い切りが18日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」では勢いのある4歳馬に注目。東京・岡山俊明記者はレッドバンデ(牡、大竹)を、大阪・下村琴葉(ことは)記者はダノンシーマ(牡、中内田)をプッシュした。

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岡山 大相撲はなかなかチケットが取れないらしいね。大阪場所は平幕の豪ノ山や琴勝峰が優勝争いに絡んで盛り上げている。

ことは 早々と千秋楽まで完売しました。よく競馬と相撲は似ていると言われますよね。稽古は朝早いし、クラスと番付、厩舎と部屋…。時には天皇陛下もお出ましになります。

岡山 サクラチヨノオーやサクラホクトオーは横綱千代の富士と北勝海が馬名の由来で、どちらもG1馬になった。今年の阪神大賞典に横綱はいないけれど、重賞を勝っているアドマイヤテラやマイネルエンペラーなどは三役クラス。

ことは 私は3連勝中のダノンシーマに注目しています。重賞初挑戦なので前頭筆頭まで番付を上げた頃ですが、三役が見えてきました。デビューから8戦使って4着以下なしの堅実派。もともとクラシック戦線に乗れる器でしたが、陣営は無理をせず馬の成長に合わせて適度に休ませながらレースを使ってきました。中内田師は「徐々に成長してくれているのが一番。もともと能力のある子だな、大成しそうと思っていた」と伝えます。前走白富士Sの勝ち時計1分57秒0は、のちのG1馬ジャックドールが22年に同レースでマークした時計より0秒4速く、将来性ある内容でした。

岡山 稽古の動きはどうかな。

ことは Cウッドでルトゥール(古馬2勝クラス)に半馬身遅れたものの、ラスト1ハロンは11秒3と鋭い伸び。気負いがなく脚さばきも軽快でした。先週強めにやっているので、これで整いそうです。師は「前走からいい状態をキープしている。年齢とともに良くなっている。こちらが思い描いていた成長カーブに乗ってきた」と楽しみにしていました。

岡山 関東から唯一参戦のレッドバンデは、まだ3勝クラス。番付は下だけど青葉賞4着、セントライト記念3着、菊花賞5着の実績からも引けは取らないよ。青葉賞から任されている佐々木騎手は「以前は掛かるので2000メートルぐらいがいいかと思っていましたが、折り合いがつくようになった今は距離を延ばせば延ばすほどいいと思います」と3000メートルに自信を深めていた。ウッドで僚馬を追走して馬なりで併入に持ち込んだ追い切りの動きにも「ラスト2ハロンは馬にバランスを取らせて、つながりが途切れず、いい加速の仕方でした」と満足そう。ただダノンシーマには一目置いていたな。

ことは どちらにしても平幕優勝は十分ありますね。

◆4歳世代 ミュージアムマイルやマスカレードボールなど強者がひしめき合う現4歳世代は、今年に入って中山金杯カラマティアノス、日経新春杯ゲルチュタール、小倉牝馬Sジョスラン、AJCCショウヘイとJRA重賞4勝を挙げている。過去10年の阪神大賞典の4歳馬は【5・4・2・13】で年齢別最多の5勝を挙げ、勝率20・8%、連対率37・5%、複勝率45・8%もすべてトップ。