JRAで新年最初に開催される重賞は東西の金杯だ。東は中山金杯。「日刊スポーツ賞」として親しまれている。
当初の「金盃」から「日刊スポーツ賞金盃」になったのが1966年。そして、1971年に「日刊スポーツ賞金杯」となり、1996年に現在の「日刊スポーツ賞中山金杯」になった。今年3月6日で創刊80周年を迎えた日刊スポーツにとっても、縁の深いレースだ。
幾多の名勝負が繰り広げられてきた“名物重賞”。そこに歴史の1ページを刻んだ名馬の1頭が、サクラローレルだ。1995年1月5日。4歳(当時表記5歳)初戦として臨んだサクラローレルは、下級条件を2連勝中で2番人気に推された。1番人気はオフサイドトラップ。重馬場の中、戦いの火ぶたが切って落とされた。
行きっぷりよく3、4番手の好位につけたオフサイドトラップに対し、サクラローレルは縦長になった馬群の中団で構える。3、4コーナーでは外を回り、しびれる手応えのまま馬なりで進出。いっぱいになったオフサイドトラップを直線に入って早々に退けると、残り200メートルからは独壇場だ。小島太騎手の右ステッキに応えて、ストライドはより大きくなり、グイグイッと加速。2着ゴールデンアイに2馬身半差の完勝で、重賞初制覇を飾った。
前半2ハロン目のラップが10秒7という激流、上がり3ハロンのレースラップが37秒3という厳しい戦いだっただけに、その強さが際立った。
そんなサクラローレルの記憶に残る一戦が「ウマ娘」でよみがえった。「ウマ娘」サクラローレルを主人公とした漫画「ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム」。その58話が、このほど(3月20日12時)無料公開され、金杯のレース結果が描かれた。実際のレースをモチーフにされた描写は、ウマ娘ファンならずとも手に汗握るものになっている。
今後の同漫画の展開にも注目したい。
(第58話「照らす光に」ヤンジャン+ http://ynjn.jp/title/9613)