競馬界で通訳・レースホースコーディネーターとして活躍し、日本馬初のBC競走制覇、日本馬初のBCクラシック制覇など歴史的な瞬間に立ち会ってきた安藤裕氏(46)から今週も日刊スポーツにコラムが届きました。コーディネーターが見た今年のクラシック戦線、それから通訳を担当するディー騎手について、つづっています。
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こんにちは。先週の桜花賞は、2歳牝馬チャンピオンのスターアニスがチャンピオンホースらしい圧勝劇を見せ、この世代のトップであることを改めて証明しました。レース内容としては、道中でやや引っ掛かる場面もありましたが、それでもあの末脚は非常に強烈でした。
しかし、オークスに向けては、桜花賞のレース内容や血統面から距離不安がささやかれる可能性もあります。ただ、これほどポテンシャルの高い馬であれば、能力で克服しても不思議はないと感じています。オークスまではここから約6週間ありますし、桜花賞組の上位馬に加え、新興勢力が台頭してくるのか、非常に楽しみです。
また、今週は牡馬クラシック第一戦、皐月賞が行われます。こちらも桜花賞同様に、2歳牡馬チャンピオンのカヴァレリッツォやホープフルステークス覇者のロブチェンが力を証明するのか、それとも新たな馬が台頭するのか注目しています。個人的には、今年の牡馬はハイレベルな馬が多く、クラシック戦線は一戦ごとに勝ち馬が変わる可能性もあると感じており、非常に楽しみです。
最後に、先週はディー騎手が高須クリニックでおなじみの高須オーナー所有馬タカスタカスタカスで見事に勝利し、私も口取りに参加させていただきました。注目度の高いレースで勝利できたことは、非常に良い経験となりました。また、昨日はディー騎手の30歳の誕生日でした。今週から短期免許を再取得し、6月中旬まで日本で騎乗予定ですので、さらなる成長と活躍に期待しています。
今週も応援のほど、よろしくお願いいたします。
【レースホースコーディネーター】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「安藤裕のハッピー(馬)ダイアリー」)
◆安藤裕(あんどう・ひろし)1979年(昭54)10月19日、東京都生まれ。98年に渡英し、ゴスデン厩舎で馬の基礎を学ぶ。その後は騎手として北米などで騎乗した。ケガで引退後はプロ野球の通訳を経て、11年に株式会社FELESを設立。調教情報の管理システムを取り扱うほか、外国人騎手の通訳や海外に遠征する日本馬のサポートなど幅広く活躍中。