米国のトレーニングセール、OBS(オカラ・ブリーダーズ・セール)社のスプリングセール最終日(4日目)が16日、フロリダ州オカラで行われ、衝撃の史上最高額落札、「16億円ホース」が誕生した。
セール開幕前から目玉の1頭とみられていた上場番号1056番のフライトライン初年度産駒(牡2、母Lucrezia)は激しい競り合いになり、最終的な落札額は1050万ドル(約16億2800万円)に到達。ゼダンレーシングが落札した。
3冠競走は勝っていないものの、現役時は6戦無敗で近年の米国史上最強馬の呼び声もあるフライトラインの初年度産駒の1頭。祖母がカナダの重賞ウイナーで、イントゥミスチーフ産駒の母は重賞入着馬という血統で、公開調教ではラスト1ハロン9秒6をマークし、主催者も公式ニュースで取り上げていた。
OBS社の公式ニュースによると、同社セールのこれまでの最高額落札は25年のマーチセールで同じゼダンレーシングが落札した300万ドル(2歳G1を勝ったブラント)だったが、この数字を大きく更新した。
ゼダンレーシングはドバイワールドC覇者カントリーグラマー、テイバ(サンタアニタダービーなどG1を3勝)、メディーナスピリット(ケンタッキーダービー1位入線、失格)、プリンセスノーアなどをこれまでに所有している馬主(カリフォルニアクロームを共有)。ゼダンレーシングの代理人のドナト・ラニ氏は「ボブ・バファートが彼を気に入っていました。アムル・ゼダン氏は競り負けない。彼の情熱は信じられません」とコメントしており、ボブ・バファート厩舎に入厩する可能性が高い。「ブラッドホース」電子版は今回の落札額が06年にファシグティプトン社のセールで世界最高額で落札されたザグリーンモンキー(馬名)の1600万ドルに次ぐ史上2番目の数字だと伝えた。
今年のOBSスプリングセールは14~17日の4日間で1224頭が上場予定。即戦力の2歳馬を求め、今年も日本の競馬関係者が参加した。