ダービー馬エイシンフラッシュ、府中に凱旋! お披露目場所がパドックではない理由とは…

東京競馬場のローズガーデンで展示されるエイシンフラッシュ

ダービー馬、東京競馬場に凱旋(がいせん)-。

“史上最高”とうたわれた2010年日本ダービーを制し、天覧競馬として行われた12年の天皇賞・秋を勝ったエイシンフラッシュ(牡19)が10日、東京競馬場で多くのファンと再会した。

ローズガーデン内の展示馬房前で放牧されたエイシンフラッシュは、穏やかな表情でファンサービス。立ち止まったり、草を食んだり、ときには寝転がるなどさまざまなポーズを取った。

繋養先であるYogiboヴェルサイユリゾートファームの岩崎崇文代表によれば、牧場でのエイシンフラッシュは「普段からおとなしく、とても扱いやすい馬」。19歳とは思えないぴかぴかの馬体が、府中の青空の下で輝いた。

同ファームは、タニノギムレットなど多くの引退競走馬を繋養する。岩崎代表は「引退した競走馬のことを、広くいろいろな方に知っていただきたいという思いがあった。そのためにも多くの人が集まる競馬場で、こういう機会をつくれればと思っていた」。JRAの協力も得て、G1デーのこの日に実現した。

引退馬の展示は昼休みのパドックで行われることが多いが、この日はローズガーデンで計4回放牧を実施。同代表は「ここだと朝から夕方まで展示することができる。ここのほうが、多くのファンの方に親しんでもらえるかなと思って」と意図を説明した。

ジャパンC優勝馬ヴェラアズールなどを送り出したエイシンフラッシュは、昨シーズン限りで種牡馬を引退。秋から同ファームで余生を過ごしている。【奥岡幹浩】