【ダービー】4年目の上原佑紀調教師が4頭出しで日本競馬に新風「父からは…」/いざ初ダービー

28日、4頭のダービー出走予定馬の最終追い切りを終えて記者会見する上原佑紀調教師

日本ダービー初挑戦のホースマンに迫る連載「いざ初ダービー」最終回は、開業4年目の上原佑紀調教師(36)を取り上げる。父はG1馬ダイワメジャー(04年皐月賞など制覇)を管理した博之師(69)。平成生まれ初の調教師として23年に開業した。フルゲートが18頭となった92年以降、02年藤沢和雄師に並ぶ史上最多タイの4頭出しをいきなり実現させた。

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目前に迫った快挙を謙虚に受け止めた。「毎年ダービーに管理馬を送り出すことをライフワークにしたいと思っていましたが、まさか4頭も出せるとは思いませんでした」。名伯楽、藤沢和雄師の02年に並ぶ最多タイ記録。「藤沢先生に追いつけたとは全く思っていませんが、憧れの人でもあるので、引き合いに出していただけるのはうれしいです」とかみしめる。

天職に就いた。日大時代は馬術部で活躍。卒業後は獣医師として美浦トレセンで勤務したが、自然と父と同じ調教師を志す。ノーザンファーム空港牧場に転職。国内外で研修を積み、堀厩舎で調教助手時代の21年、3度目の挑戦で調教師試験に合格した。「趣味は…競馬ですかね」と自他ともに認める“競馬オタク”。「スタッフに反省を共有してもらって、休みはレースを見直しています。以前より、なぜ負けたか分からないことが減りました」。一朝一夕の躍進ではない。

開業初年度から16→26→27勝と勝利数は右肩上がり。今年も15勝(28日現在)と順調に白星を重ねる。「才能のある馬たちが厩舎に来てくれて、能力を発揮させられたのは良かったです。父からは(ダービー4頭から)1頭ぐらいよこせと言われました(笑い)」。爽やかな笑顔が印象的な、平成2年生まれの36歳。日本競馬に新風を吹かせる。【岡山俊明、桑原幹久】

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