【ダービー】松山騎手の師匠・池添兼雄元調教師も感涙「かわせ!と声が出た。大したもの」

ロブチェンで日本ダービーを制し大歓声にガッツポーズで応える松山弘平騎手(撮影・野上伸悟)

<ダービー>◇31日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳牡牝◇出走18頭

1番人気ロブチェン(牡、杉山晴)が接戦をものにして2冠制覇を達成した。鞍上の松山弘平騎手の師匠・池添兼雄元調教師(73)が祝福の声を送った。

レースは自宅で観戦していた。「ダービージョッキーになりましたね。家で見ていて、最後は『かわせ! かわせ!』と声が出ました。相手もルメールだったし、最後は頭の上げ下げだったけど、よく見たら大丈夫だなと」。息子の謙一騎手、学調教師と並んで「3兄弟みたいなもの」とかわいがる弟子のダービー優勝に涙がこぼれた。

競馬学校生時代の松山騎手の印象は、ものすごくおしとやかな子。「馬に乗って大丈夫かなと思っていたけど、馬に乗ると勝負に生きる人間になる。人当たりのいい子で、えらくしない。だからいろんな人から声をかけてもらえる」。謙虚な姿勢は昔から変わらない。レース後には早速、松山騎手から「みなさんのおかげでダービーを勝てました」との電話があったそうだ。

「36歳だから、まだまだこれから。私が死ぬまでにはリーディングをとって、と言っている(笑い)。大したものだわ。(ロブチェンの)これからのローテーションがどうなるかだけど、楽しみだね」。進化を続けるまな弟子のさらなる活躍を楽しみにする。【下村琴葉】