英ダービーが大混乱!1番人気が大敗も「スタートが公正ではなかった」出走取り消しで払い戻しへ

エイダン・オブライエン調教師(撮影は2018年)

<英ダービー>◇6日=エプソム(英国)◇G1◇芝2410メートル◇3歳牡牝◇出走13頭(14頭が完走もベンヴェヌートチェッリーニがレース後に出走取り消し)

大混乱(カオス)だ-。英国ダービーで着外(10位入線)に敗れた1番人気ベンヴェヌートチェッリーニ(牡、A・オブライエン)について、同馬の後肢がゲートに引っかかった状態でスタートが切られ、「スタートが公正ではなかった」「勝つ可能性に影響を及ぼした」として、裁決委員が同馬を「ノンランナー(出走取り消し)」にする発表をレース後に行った。

レーシングポスト電子版は「この事態(出走取り消し)のため、賭け金の払い戻しをめぐって、競馬場内が大混乱に陥るでしょう」「(今週)水曜日の出走馬発表後にベンヴェヌートチェッリーニへ賭けられたお金は払い戻され、クリスマスデーの単勝配当は減額される」と速報。その後、各ブックメーカーの対応(クリスマスデーの単勝配当を減額せず、そのまま払うブックメーカーなど)や場内の悲喜こもごもを伝えている。

BHA(英国競馬統括機構)の裁決部門の責任者、ショーン・パーカー氏は今回の事象について説明。「馬たちがスタートゲートを出てまもなく、ベンヴェヌートチェッリーニがスタート直前に左後肢をゲート内で引っかけていたという連絡を受けました。そのため、他の馬たちと同じようにスタートを切ることができず、ゲートが開いた時には3本の脚で立っていました。そこで規則に照らして、この馬が公正なスタートを切ることができなかったという事実を検討しました。ライアン・ムーア騎手が先行させようとしていたこと、スタート直後からとても遅いペースで走り出し、後方2番手に位置し、明らかに劣勢だったことを確認しました。規則に基づき、この馬のレースは明らかに不利な影響を受けたと判断しました。そのため、不出走(ノンランナー)と宣言することができます」と説明している。