菅原明良騎手がフランス初騎乗初勝利「うまく乗ってくれて…」清水裕夫師が明かしたレースプラン

菅原明良騎手(撮影は2025年12月)

JRA所属で海外遠征中の菅原明良騎手(25)が11日、フランスのパリロンシャン競馬場で同国初騎乗初勝利を果たした。4Rのピクピス賞(ハンデキャップ戦、芝1400メートル)でフラワーセレブレーション(牝3)に騎乗し、鮮やかな逃げ切りだった。

同馬を管理するのは日本人の清水裕夫調教師(44)。フランスの競馬の街シャンティイで開業(小林智調教師に次いで日本人では2人目)し、これまでにもフランスに遠征する日本馬、日本人騎手などをバックアップしてきた。清水裕夫厩舎の馬でフランス初騎乗初勝利を果たしたのはこれがじつに3人目。21年に坂井瑠星騎手がエヴリュー競馬場、22年に大野拓弥騎手がノールシュエルドル競馬場で同厩舎の馬にまたがり、フランス初騎乗初勝利を果たしている。

清水裕夫調教師は日刊スポーツの取材に対し、「りゅうせい君(坂井瑠星騎手)、大野さん(大野拓弥)に続いて3人目ですね。初騎乗で」と勝利を喜んだ後、レースを冷静に振り返った。

「逃げたのはプランBです。プランAは誰かを行かせての番手、逃げ馬の後ろだったんですけど、メンバーを見ていて逃げる馬が少なそうだったので、菅原君(菅原明騎手)にはレース前、『逃げてもいいです。ただ、超スローに落としてください』と伝えました。プランBをうまく遂行してくれましたね。直線の“3の標識”、ゴール板が100メートル後ろなので。つまり、残り400メートルまで(追うのを)待ってほしいと。うまく乗ってくれて、実行してくれました」と鞍上をたたえた。

レース前の取材では「まあ、人気はなさそうですけど。ただ、勝負仕上げですよ」と語っていた清水裕夫師。現地オッズで単勝90倍(14頭立て最低人気)という低評価だったが、有言実行の勝利となった。【木南友輔】

◆フランス初騎乗初勝利 2011年には田中博康騎手(現調教師)もフォンテーヌブロー競馬場でフランス初騎乗初勝利(小林智厩舎のエイプリルラブソングに騎乗)を果たしている。