フライトライン初年度産駒デミアンの馬名の由来は?ダミアン騎乗は?坂口直大オーナーが明かした

2歳新馬戦を制したデミアンの口取りをする斎藤誠調教師とダミアン・レーン騎手(撮影・丹羽敏通)

<東京6R>◇13日◇2歳新馬◇芝1400メートル◇出走9頭

フライトライン初年度産駒の大物候補デミアン(牡、斎藤誠)が見事に初陣を飾った。ややスローの流れを中団で折り合い、直線でしっかりと伸びた。勝ち時計は1分22秒8。

最強ダート馬と称されたフライトラインの初年度産駒として世界で2頭目のデビュー。勝ち上がり第1号は日本から生まれた。

鞍上はダミアン・レーン騎手。話題になったダミアンとデミアンのコンビで先頭を駆け抜けた。

JRA公式サイトにデミアンの馬名の由来は「物語の登場人物名より」とある。同名の作品は、ドイツ生まれでスイスで暮らした作家ヘルマン・ヘッセによる長編小説。1919年に発行された。

競走馬デミアンを所有する坂口直大オーナーは、「中学生のころから、この作品が好きで」と明かす。これまでの所有馬はポールセンやオルフセン、ヤコブセンなど。いずれもデンマークの建築家やデザイナー、ブランドなどに由来する名前を付けてきた。「でもネタ切れになっちゃって。何か新しいシリーズをと考えたとき、文学作品はどうかなと思って」と笑顔で語る。

昨年の米キーンランドセプテンバーセールで170万ドルで落札された期待馬。数ある文学作品からデミアンと名付けたのは、金色に輝く馬体から。「この馬は、たてがみが金色なんです。作中に登場するデミアンも、目が青くて金髪の少年。だから、自分も覚えやすいかなと思って」とオーナーは説明する。

デミアンにダミアンが騎乗したことでも話題になった。コンビ結成の背景にオーナーの意向もあったのか尋ねたところ、「いや、先生(斎藤誠調教師)に選んでいただきました」とほほ笑んだ。【奥岡幹浩】