函館開催のクライマックス、函館記念(G3、芝2000メートル)が28日に行われる。ハンデ戦で波乱含みの中、生きのいい4歳勢からエコロディノス(牡、大久保)に注目。前走大阪杯大敗には理由があった。
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エコロディノスは出走馬の中でも早めに函館競馬場に入厩して、既に4本の時計を出した。主戦の池添騎手が2週前と1週前の追い切りに騎乗して、状態を上げてきた。
17日はウッド単走で5ハロン65秒1、38秒0-12秒7(G前仕掛け)の好時計をマーク。鞍上は「1週前でしっかりやっておきたかった。先週は70秒台でこの馬なら楽に走れる時計だったけれど、ギアを上げていかないといけないからね。馬場が重い中で、リズム良く走れていた」と好感触を口にした。
昨秋からコンビを組んで北野特別とオリオンSを連勝。続くG2京都記念も強敵相手に3着と善戦した。G1初挑戦となった前走大阪杯は積極的に3番手につけて自分の競馬に徹したが、3角から手応えが悪くなって失速。完走はしたものの大きく離れた15着で入線した。「アクシデントだから仕方ないですね」。原因はのどの疾患だった。喉頭蓋(こうとうがい)エントラップメントという病気で、激しい運動により呼吸困難をきたし、十分な酸素を取り込めない。陣営の対応は早かった。栗東トレセンから北海道に移動して手術。簡単な外科手術で早期に治癒するので、すぐに戦列復帰がかなった。最近ではグランアレグリアも5歳で同じ病気を手術した後、マイルCSを制している。
46歳の重賞ハンターは「稽古の感じでは(のどは)大丈夫かな。京都記念であれだけのレースをした馬だから、期待している」と虎視眈々(こしたんたん)と狙っていた。【岡山俊明】
◆喉頭蓋エントラップメント 喉頭蓋は喉の奥にある弁で、気道側についているふたのようなもの。周囲の余分な組織に包み込まれ、閉じ込められる疾患。グランアレグリアの他に、シャフリヤール、ヴィブロスなども発症したが治療し戦列復帰している。