【函館便り】ガクポと同身長193cmの桑田雄介助手「めっちゃ楽しいです」乗馬クラブから転身

桑田助手と初勝利を狙うジャーナーリア(撮影・原田竣矢)

函館競馬場で小柄な馬を見つけた…と思いました。しかし、話を聞くと「530キロあるんですよ」。答えてくれたのは、今年1月から本田厩舎で調教助手の仕事を始めた、桑田雄介助手(40)。身長は193センチ。W杯オランダ代表、あのガクポ選手と同じです。

「競馬が好きで馬に乗り始めた」と話す桑田助手が、トレセンに来るまでに時間がかかったのには訳がありました。それはJRA競馬学校の厩務員課程に09年まで「60キロ以下」の体重制限があったから。高身長であるがゆえに、この数字に調整することは現実的に厳しかったのです。

高校卒業後に専門学校で乗馬を学び、これまでは大阪の乗馬クラブで勤務。競馬とは離れた世界で生きてきましたが、専門学校時代の同級生(ジュウリョクピエロ担当の佐々木助手)から体重制限が撤廃されたことを教わり、トレセンスタッフの道に進むことを決心しました。

競走馬に携わる現在について聞くと「めっちゃ楽しいです」とにっこり。「今までは馬に関わっていたけど、お客様が相手だったので、やりがいの種類が違いますね。やりがいはありますよ。先生(本田師)は『そこまで体重を無理しなくていい』と言ってくれます」。充実した表情が印象的でした。

本田厩舎は今年の1勝目が遠く、苦戦を強いられていましたが、13日にダンツシタンが待望の白星をゲット。「1つ勝つのがものすごく大変だなと感じます。何とか勝ってほしいです」と、今週出走予定の馬体重530キロ、ジャーナーリア(牡3)の鼻筋をなでて熱い気持ちを伝えてくれました。【原田竣矢】