心身充実のフィーリウスが地元・丹内騎手と重賞V狙う/函館記念

24日、丹内祐次騎手を背に芝コースで併せ馬で追い切られるフィーリウス(左)

函館記念(G3、芝2000メートル、28日)に向けて勢い十分で臨むのが、フィーリウス(牡4、手塚久)だ。

メンバー唯一、2連勝中。前走のスピカSでは中団追走から向こう正面で2番手に進出し、直線でギアを上げて後続を2馬身半突き放した。これまで芝の2000メートル以下での勝利がなかっただけに、芝1800メートルでの白星は収穫大。より長い距離を選択していた理由を、「スピードがなかったので」と藤井助手。「どのくらい走れるのかなという感じで、こっちからしたらびっくり」と想像以上の快勝劇に笑みを浮かべていた。

結果が出ているのは偶然ではなく、力がついている証拠。デビュー時に488キロだった馬体重は前走時で512キロと着実にアップ。「トモがしっかりしてきた」と肉体の成長に加え、「尻っぱねをやらなくなってきた」とメンタルも成熟してきた。「脚力がついたというのもあるし、レースも上手になってきたんでしょうね。使うごとに段々よくなっています」と充実を伝える。

パートナーの存在も頼もしい。鞍上の丹内騎手は、16年函館記念(マイネルミラノ)での勝利を始め、北海道で4度の重賞制覇を経験。北海道出身の乗り役は北の大地で強さを見せてきた。24日には函館芝コースでの最終追い切りに騎乗し、「洋芝も合っていそう。チャンスはあると思います」と感触は良好。重賞制覇へ、勢いを持って臨む。【原田竣矢】