これまで何度も波乱が起きており、今年も荒れる予感がする函館記念(G3、芝2000メートル、28日)。注目したのは、前走で思うような結果を残せなかった実力馬たち。土曜朝、改めて取材した。
(12)エコロディノス(牡4、大久保)は前走・大阪杯で15着。大敗の原因は喉の疾患、喉頭蓋(こうとうがい)エントラップメントだった。手術はしていないが「呼吸をしやすいハミに替えました。少し音は聞こえるけど、問題ないと思う。池添騎手も『これなら大丈夫じゃないか」と言っていました」と橋本助手。金曜から土曜朝にかけて雨が降った分、湿った空気が漂い、これも喉には良さそう。体に関しては「プラス体重になりそうだけど、気にしなくていいです」。
(11)ジュタ(牡4、矢作)は前走・エプソムCで8着。ゲートの出遅れが痛かった。中間にゲート練習を重ねたことで、改善の兆しあり。輸送でイレ込みやすいタイプだけに、滞在効果も期待できる。久保助手は「滞在していて、変にイレ込んでいなくていい感じ。ゲートも今のところ大人しいです。重馬場も苦にしないと思う」。前向きな要素が多いが、欲を言えば偶数番が理想だったか。
(8)ケイアイセナ(牡7、平田)は前走・ダービー卿CTで10着。差し優勢で展開が向かなかったことに加え、4コーナー7番手と得意の逃げの形を作れなかった。佐々木助手が繰り返した言葉は「気持ち良く行かせた方がいい」。全5勝はすべて4角先頭と好走パターンは顕著だ。鞍上・武豊騎手は中央+地方+海外の通算5000勝まで「あと5勝」。レジェンドのエスコートにも注目だ。【原田竣矢】