6月29日に病気のため63歳で死去した田村康仁調教師をしのび、ジョッキー時代に厩舎所属した中舘英二調教師(60)が追悼の言葉を述べた。
田村師が挙げたJRA通算665勝(平地645勝、障害20勝)中、中舘師が騎手別ではトップの48勝をマークした。
「最初の厩舎をやめてフリーになる時に『うちで面倒を見るから』とすごくお世話になりました。田村先生の後ろ盾があったからこそフリーにもなれましたし、おんぶに抱っこに肩車でした」
重賞馬エコロアルバ(牡4)など、田村師が管理した全63頭が中舘師のもとへ転厩となった。
「仕事には厳しい方でした。田村厩舎の調教パターンが今のうちの基礎になっています。馬を集められない時も助けていただきましたし、恩人でした。本当に何もできないうちに亡くなってしまいましたし、ダメージは計り知れないです。ちょっと言葉にならないです」と涙をこらえた。