スミヨンの騎乗停止処分は8日間から5日間に短縮「チーム戦術ではなく、妨害行為」裁定委員会

クリストフ・スミヨン騎手(2021年撮影)

ロイヤルアスコット開催(英国)のセントジェームズパレスSの騎乗で8日間の騎乗停止処分を受けたクリストフ・スミヨン騎手(45)が不服申し立てを行った件について、裁定委員会(英国競馬統括機構から独立した規律委員会)は2日、騎乗停止の期間を8日間から5日間に短縮することを発表した。レーシングポスト、アットザレーシズなどの電子版が伝えている。

スミヨン騎手は先月16日に行われたセントジェームズパレスSでプエルトリコ(6頭立て最下位)に騎乗し、最後の直線で外側に斜行。同じエイダン・オブライエン厩舎のグスタード(2着)が有利になるように故意に内を空けたとして、騎乗停止処分を受けていた。先週金曜日(26日)に第1回の審理が行われ、スミヨン騎手が弁明。2日に2回目の審理が行われた。裁定委員会はスミヨン騎手には同じ厩舎の仲間を助けようとする明確な意図がなかったことが処分軽減の決め手となったと発表。スミヨン騎手の騎乗はグスタードに貢献したが、今回の処分は「チーム戦術」ではなく「妨害行為」としている。

BHA(英国競馬統括機構)側の代理人はスミヨン騎手がレース終盤で後方のグスタードの位置を確認しており、これはトップジョッキーにはありえない挙動だと主張。一方、スミヨン騎手の代理人は「BHAはスミヨン騎手が意図的に同じ厩舎の馬が有利になるように騎乗したことを立証できていない」と語り、馬場状態を発表する会社のデータ上、直線は内ラチ沿いよりも内ラチを離れた(プエルトリコが走った)位置の方が馬場状態が良かったことを指摘している。