夏競馬に突入した米国では秋のブリーダーズカップ(以下BC)に向けた戦いが始まっています。
今年のBCの舞台はケンタッキー州のキーンランド競馬場。最強馬を決めるG1、BCクラシック(ダート2000メートル)は10月31日に行われます。
勝ち馬にBCへの優先出走権が与えられる11の指定レースは、そのうちの5つが終了。1月のG1ペガサスワールドCを勝ったスキッピーロングストッキング(牡7、父エグザジャレイター)、2月のG1サウジCの覇者フォーエバーヤング(牡5、父リアルスティール)、G1フェブラリーSを差し切ったコスタノヴァ(牡6、父ロードカナロア)、3月のG1ドバイワールドCを逃げ切って、帰国初戦のG1スティーヴンフォスターSも連勝したマグニチュード(牡4、父ノットディスタイム)の4頭が、優先出走権を掴んでいます。
夏に行われる指定レースは4つで、今月18日には3歳馬によるハスケルS(G1、ダート1800メートル、モンマスパーク)が行われ、来月には3歳馬と古馬が激突する東のホイットニーS(G1、ダート1800メートル、サラトガ)と西のパシフィッククラシックS(G1、ダート2000メートル、デルマー)という重要レースが控えています。
これに加えて19日に英国のヨーク競馬場で行われる英インターナショナルS(G1、芝2050メートル)の勝ち馬にも、優先出走権が与えられています。
直近に行われるハスケルSにはG1プリークネスS優勝のナポレオンソロ(牡3、父リアムズマップ)と、2着したアイアンオナー(牡3、父ナイキスト)に加え、ゴールデンテンポの勝ったG1ケンタッキーダービーで小差3着しながら、まだ勝ち星のないオシェリ(牡3、父コネクト)も参戦に前向き。デビューから10戦目での初勝利とBC出走権利獲得にチャレンジします。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)