競馬界で通訳・レースホースコーディネーターとして活躍し、日本馬初のBC競走制覇、日本馬初のBCクラシック制覇など歴史的な瞬間に立ち会ってきた安藤裕氏(46)から今週もコラムが届きました。
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こんにちは。各地で梅雨が明け夏本番の暑さが始まりましたが、夏競馬も早いもので函館・福島・小倉の各開催が終わり、札幌・新潟・中京へ場所が移って注目の重賞競走も目白押しです。小倉開催は松山騎手が順当にリーディングに輝きました。福島開催は今年が初参戦の坂井騎手が、函館開催は丹内騎手がリーディングに輝き、2人の騎手が初リーディングを獲得することになりました。2人の新たなリーディング騎手が生まれることは、日本の騎手たちがレベルを上げるために互いに刺激し合って努力している証しだと感じます。海外では、定番の騎手たちが毎年同じような活躍をしているイメージなので、日本のジョッキーたちの層の厚さと全体の意識の高さは素晴らしいです。近年海外の騎手たちが日本へ短期免許で来日しても簡単には活躍出来なくなっているのも、この層の厚さが主な要因だと思います。
また、小倉開催は松山騎手が圧勝しましたが、2位の田山騎手は2年目で減量を生かしたとはいえ、上位に食い込んで来られる実力を持っていることは証明出来たと思います。東西の若手騎手たちは、どの子も才能がある騎手がそろっているので、ここからどう努力するかで成績に差が出てくるのではと思います。お互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら、より一層頑張って欲しいです。
来年の夏開催は、暑熱対策でレース数自体が減少するなど、これまでにない変化が予想されているので、そんな中でリーディング騎手争いがどのように行われていくのか非常に楽しみです。現地観戦される皆様は、暑さ対策を万全にして夏競馬をぜひ楽しんで下さい。【レースホースコーディネーター】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「安藤裕のハッピー(馬)ダイアリー」)
◆安藤裕(あんどう・ひろし)1979年(昭54)10月19日、東京都生まれ。1998年に渡英し、ゴスデン厩舎で馬の基礎を学ぶ。その後は騎手として北米などで騎乗した。ケガで引退後はプロ野球の通訳を経て、2011年に株式会社FELESを設立。調教情報の管理システムを取り扱うほか、外国人騎手の通訳や海外に遠征する日本馬のサポートなど幅広く活躍中。