「大型馬なので暑さが心配…」
先週の栗東トレセンでは、こんな声をよく耳にした。
実際に先週末の中京競馬場では最高気温が39度に達し、猛暑が原因で大敗したとみられる馬も多かった。
では、大型馬はやはり暑さに弱いのか?
21~25年のデータで検証してみた。
まずは520キロ以上の大型馬の勝率を見てみよう。
1~3月=9・7%
4~6月=8・4%
7~9月=7・8%
10~12月=9・2%
たしかに夏季は成績を落としている。
続いて440キロ以下の小型馬の勝率を見てみよう。
1~3月=3・8%
4~6月=4・5%
7~9月=5・9%
10~12月=4・7%
こちらは対照的に夏季に数字を上げている。
思い当たるのが生物学の「ベルクマンの法則」だ。同じ種類の恒温動物において、寒い地域ほど体が大きくなるという法則。体表の面積と放熱量の関係から、暑い地域では体が小さいほど有利と考えられている。
もちろん、あくまで理論やデータなので、当然ながらばらつきはある。実際に東海Sの上位3頭はすべて500キロを超えていた。ただ、1つの指針として頭に入れておきたい。
こうしたレース回顧といえば…。弊社の「日刊スポーツ 極ウマ」では、今週から平日に更新される会員限定コラム「ウィークデー通信 蹄の音色」がスタートする。月曜のテーマは「先週の重賞回顧」。東海Sについても、現場で取材した深田記者が分析している。こちらもぜひご覧いただきたい。【太田尚樹】