【コラム】サセックスSで偉業挑むボウエコー!ブリガディアジェラード、フランケルに続くか

フランケル(2012年10月20日撮影)

過去の勝ち馬にジャイアンツコーズウェイ、フランケル、キングマン、それに今年、初年度産駒をデビューさせたバーイードなど歴史的名馬が並ぶG1サセックスS(芝1600メートル)が29日(日本時間30日午前0時10分発走予定)、英国のグッドウッド競馬場で行われます。

今年の欧州マイル王決定戦には3歳馬5頭を含む12頭が参戦します。

主役は最新のワールドベストレースホースランキングで首位に並ぶカーインライジングとオンブズマンに次ぐ3位(タイ)で、3歳馬では世界最高のレーティング(126ポンド)を誇るボウエコー(牡3、父ナイトオブサンダー)です。

昨年8月に話題のB・ロックネン騎手とのコンビでデビューしたボウエコーは2歳時に3戦全勝。今年は皐月賞にあたるG1英2000ギニー(芝1600メートル)をぶっつけで制すと、ロイヤルアスコット開催のG1セントジェームズパレスS(芝1600メートル)も楽々制して5連勝でここに駒を進めました。

2番人気は英2000ギニーとセントジェームズパレスSで、ともに2着した“クールモア”のグスタード(牡3、父スタースパングルドバナー)と、1月のG1ジェベルハッタ(芝1800メートル)など10戦7勝で臨む“ゴドルフィン”のオペラバッロ(牡4、父ガイヤース)が並んで、オペラバッロが3着に敗れた前走のG1クイーンアンS(芝1600メートル)をしんがり一気に差し切って単勝51倍の穴をあけたテンボブトニー(セン5、父ナイトオブサンダー)が離れた4番人気となっています。

第二次大戦以降で英2000ギニーとセントジェームズパレスS、それにサセックスSのマイル王道を不敗で制したのは71年のブリガディアジェラード(サセックスSまで7戦全勝)と、11年のフランケル(同8連勝、4歳時も連覇)だけ。

歴史的名馬に続く道を歩むボウエコーにとって、サセックスSは超えなければならない壁です。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)