「すべての道は日本へ」「ジャパンC連覇を目指すならそれを最優先にすべき」カランダガン陣営

カランダガンのネモネ・ルース・レーシングマネジャー(2025年撮影)

連覇を狙ったキングジョージ6世&クイーンエリザベスSで2着に敗れたフランスのカランダガン(セン5、F・グラファール)は出走の可能性があった英インターナショナルS(G1、芝2050メートル、19日=ヨーク)の登録を見送った。秋の大目標であるジャパンC(G1、芝2400メートル、11月29日=東京)の連覇へ向け、全力投球する構えだ。

4日に発表された英インターナショナルSの初回登録を行わなかったことについて、英国の競馬メディア「アットザレーシズ」電子版は「カランダガンはヨークには向かわず、すべての道は日本へ通じる」というタイトルの記事を掲載。アガカーンスタッズのレーシングマネジャー、ネモネ・ルース氏のコメントを紹介している。

ルース氏は「キングジョージの後、彼は何の問題もありませんが、少し休養が必要だと感じました。(英インターナショナルSが行われる)ヨーク競馬場に行くのは適切ではないと考えました。彼はこのコースが好きで、全力で走ってくれますが、無理をさせるのは彼にとって公平ではないと思ったのです。夏は少し休養し、(秋の)国際レースへの出走を考えています。おそらくジャパンカップになるでしょう」とジャパンC連覇を目指すことをあらためて語った。

ジャパンCへ向けたステップとして、9月12日の愛チャンピオンSは時期的に少し早いこと、夏に十分な休養を取れないことで計画外と説明。昨年走った英チャンピオンSについては「馬場状態が重くなった場合はジャパンCへの前哨戦として出走させるかどうかは迷います。良馬場であれば検討しますが、不確定要素が多い」と伝えている。

ジャパンCについては「(レースの)質の高さはもちろん必要ですが、長距離輸送に耐えられる馬も必要です。今年も非常に厳しい戦いになることは承知しています。フランシス(グラファール調教師)が昨年指摘したように、彼は世界最強馬として出走し、コースレコードを更新しましたが、それでも僅差の勝利に終わりました。非常に難しい挑戦ですが、カランダガンは昨年、成し遂げました。他に候補となるレースとしてはブリーダーズカップ(米国)や香港カップがありますが、ジャパンCを目指すのであれば、それを最優先目標にしなければなりません。最高のパフォーマンスを発揮したいのであれば、他の国際レースの後にジャパンカップに出走させるべきではありません」と熱い言葉を続け、「今のところ、彼を東京以外のレースに出走させることはないでしょう。それが私たちの考えです」と、ジャパンC連覇が最大目標であることをあらためて伝えている。