22日放送の「ウマ娘 プリティーダービー」のYouTube公式生配信番組「ぱかライブTV’#6 5・5周年スペシャル!」で、エフフォーリアとファレノプシスの新ウマ娘2人が発表された。
ファレノプシスについて、ウマ娘プロジェクトの公式ポータルサイトでは「武家の姫君のような気高さと武人のような豪胆さを兼ね備えたウマ娘。体質の弱かった自分を、立派な競走ウマ娘として育て上げてくれた育成倶楽部への恩義に報いるため、トゥインクル・シリーズという戦場の華となる覚悟を決めたという。ナリタブライアン・ビワハヤヒデとは幼馴染であり従姉妹」と、紹介されている。CVは浅見春那が務める。
史実のファレノプシスは1995年(平7)4月4日に北海道・新冠町マエコウファームで誕生した。父はブライアンズタイム、母はキャットクイルで、近親に3冠馬ナリタブライアンやG1・3勝のビワハヤヒデなどがいる。
栗東・浜田光正厩舎から97年11月の阪神で石山繁騎手を背にデビューし、そこから3連勝。チューリップ賞で初黒星(4着)を喫した後の桜花賞では、武豊騎手が手綱を握り、直線で一気に差し切った。浜田師を「今まで、阪神は近いようで遠かった。うれしいという言葉が、一番合いますよ」と喜ばせた。
オークスは3着に敗れたものの、秋華賞を制して牝馬2冠に輝いた。
ところが、翌99年からは長いトンネルに入った。なかなか状態が上がらず、それまで必ず入っていた掲示板を外すことも珍しくなくなった。
00年エリザベス女王杯をもっての繁殖入りが決まると、陣営は引退レースに向けハードな調教を敢行。全力の坂路調教で前走から8キロ減と馬体を絞り上げた。その甲斐もあって、レースではラスト1ハロンで鋭く抜けだし、秋華賞以来8戦ぶりに勝利。見事に花道を飾った。
ゲート入りまでつけているメンコには3つの胡蝶蘭(=ファレノプシス)の華が描かれていた。3度目のG1勝利の大輪を2年越しで咲かせ、このレースで騎乗した松永幹騎手も「まだまだ走れそうだけどね」と口にするなど、惜しまれながら引退した。
その後は繁殖牝馬として馬生を送り、16年7月1日にくも膜下出血でこの世を去った。21歳だった。