開業1年目の美浦・平岩大典調教師(43)が札幌2歳S(G3、芝1800メートル、5日=札幌)にデザートスピリット(牡)を送り出し、重賞初挑戦を果たす。
平岩師は大竹厩舎時代の24年、10回目の挑戦で調教師試験に合格。海外競馬にも詳しく、積極的に海を海を渡って勉強に励んだ。試験合格直後の取材では勝ちたいレースとしてロイヤルアスコット開催に行われるアスコットゴールドカップを挙げた。1年間の技術調教師を経て、今年3月に開業。5月に初勝利を挙げ、ここまで4勝をマークしている。(3日現在)
イスラボニータ産駒のデザートスピリットは6月の東京芝1400メートル戦でデビューし3着。8月の新潟マイル戦で4着を挟み、同月23日の札幌1500メートル戦で初勝利を挙げた。
平岩師は「折り合いがつく馬で長く使えるいい脚が武器。中1週でも疲れがないので重賞へ挑戦することを決めました。馬体重が軽い馬なので少しでもいい馬場でやりたいですね。距離適性も測れますし、今後へつながる競馬をしてくれれば」と力を込めた。
戦前の登録では未勝利馬が名を連ね、結局9頭立てに。平岩師は「強そうな馬はいますが、この時期の2歳戦は何があるか分かりませんからね。開業半年で重賞に印が回りそうな馬を出すことができて、厩舎にも活気が出てきたと思います。楽しみはありますね」と声を弾ませた。